今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:36,872 hit
小｜中｜大
■２２■ ページ24
.
.
｢……！？なんだって！？本気か弦一郎！｣
話を聞いて即座に反応を見せたのは、柳だった。
彼のデータを手に入れていた、ということもあるからであろう。柳の動揺ぶりは、尋常ではなかった。
｢ダメだ、やめろ！お前といえど、奴と戦うなど……｣
｢落ち着いて蓮二。仕方ないだろ、真田がうんと言ってしまったんだ。やるしかない。｣
｢だが……！｣
｢彼は確か、精神を壊すのがうまい、んだったよね。大丈夫だよ、真田には山がある。真田が負けるはずがない。｣
｢精市……｣
｢彼の力を測るのもいいチャンスだ。……行っておいで真田。……ただし、無理はしないこと。｣
｢……精市がそう言うなら、仕方あるまい。弦一郎。……本当に、無茶だけはするな。慎重にな。｣
｢……ああ。｣
｢おーい副部長さあーん！僕、どこのコート入ったらいいのー？｣
やってきたAの声が響く。真田は、その声を聞くとゆっくりと二人から離れていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：幻想曲 | 作者ホームページ：http://uranai.amanoboru
作成日時：2015年9月10日 3時
