サプラーイズ ページ18
「んー!久々の快晴!
やーっと外で洗濯物が干せる…」
よいしょ、と洗濯カゴを地面に置き
洗いたてのシャツを1枚手に取り
テキパキとハンガーに掛けては
物干し竿に吊るしていく。
鼻歌なんか歌ってとてもご機嫌である。
しかし、最後の1枚を吊るした瞬間
今までの快晴が嘘のように
土砂降りの雨が降り始めた。
「なんでだよ!!!!」
キレながら急いで吊るしたものを回収し
家の中へと避難する。
雨足はさらに強くなり雷まで鳴り始めた。
室内に先ほどの洗濯物を干し直しながら
ふと、幼い頃に母が言っていたことを思い出した。
"今日みたいな雷の日は良い子にしてないと…"
「かみなりさまがくるぞー、なぁんてね」
ボソッと呟くと、かなり近くで雷が落ちたらしい。強烈な閃光と爆音が室内を満たした。
「うぅん、これは止みそうにないな…」
楽しみにしていた日向ぼっこを諦め
Aは大人しく、ソファで眠ることにした。
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茄子猫 - なにこれ尊い…(語彙力がログアウト)続きがんばってください (2020年7月25日 1時) (レス) id: 7d10cbdb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るーしー | 作成日時:2016年4月7日 2時