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第8話*新しい好敵手 ページ9

貴方side




『もうみんな行ったかな。』




部活の時間になり、みんながいなくなった教室でケータイを取り出す。




…プルルルルル…プルルルルル




跡部「…おうA、忘れてなかったか!」




『忘れるわけないよ!』




跡部「だろーな、ちょっと待てよ。おい!お前ら、スピーカーにするぞ!」




景ちゃんがそう言ったら、とたんにガヤガヤと懐かしい声が耳に届く。




『もしもし!聞こえてる?』




岳人「聞こえてるぜ、A!俺らがいねー時に電話なんてひでーぜ!くそくそ!コイツらだけに構うなよ!」




宍戸「うるせーぞ、岳人。おう、久しぶりだな!元気そうじゃねーか、安心したぜ。」




慈郎「がっくんね、昼に電話したって聞いてから、ずっと機嫌悪かったんだC〜。」




余計なことゆーな!って岳人先輩がジロー君に殴りかかってる音が聞こえて、変わってないなぁ〜なんて。




忍足「騒がしくてごめんなぁ、こら静かにしぃ!」




『ううんいいの、こっちまで楽しくなれるから!』





日吉「それより、なにか相談事があったんじゃないんですか?早くしてくださいよ。」




こーゆー所も相変わらずだなぁ。




鳳「もう!そんな言い方しなくても、本当は嬉しいくせに、素直になりなよ!」




『え!?そうなの??』
ビックリしすぎて、声が思った通りにでちゃった。




日吉「は!?な、何言ってんだよ、お前…。」




鳳「本当のことでしょ。ね?樺地!」




樺地「…ウス。」




か、樺地くんまで…認めちゃっていいの!?




跡部「お前らまで遊んでんじゃねえよ。ったく、時間なくなんだろ?」




そういえば相談するんだった、みんなどう思うだろう。




『じゃ、じゃあ!私からひとつだけ…みんなに聞いてもいいかな…?』




あぁ。、いいぜ!、いいC〜!、みんなの声がする。




跡部「あぁ、聞いてやってもいいぜ。」




あぁ、私、ホントにいい仲間をもったなぁ。




『…みんなの"好敵手(ライバル)"になっても…っこのままで、いてくれますか……っ。』




話してる途中で、嬉しくて悔しくて感謝して、涙が零れた。




跡部「…っは!そんなことかよ。…当たり前だろ、望むところじゃねーの!」




景ちゃんの後ろでみんなが、そーだそーだ!って笑ってる。




『うん、ありがとう!本当にありがとう!』




この時から、私の立海マネライフが始まっていた。

作者より→←第7話*俺の勘



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設定タグ:テニスの王子様 , 氷帝 , 立海   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まよねず | 作成日時:2019年6月17日 19時

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