ドクター四次元〈 TH 〉 (ページ13)

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勝ちました。ページ13

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あらからブラをずらせ！ずらさない！という訳のわからないやり取りをしてわたしが勝ちました！

とにかく最後まで譲りませんでした！

まあ、テヒョンも負けを認めたよーでとりあえず薬をいろいろ処方してくれた。

にしてもあの夜の事を考えると恥ずかしさがどっと出てくる。

まだ完全には治ってないけど薬も飲んで前よりはなんとなくよくなってきたような気がする。

テヒョン「おー！Aちゃん！具合はどう？」

「おかげさまでよくなってきました。」

テヒョン「もーさ、Aちゃん恥ずかしがりすぎーー」

「その話はしないでください！！」

ユンギ「お前らなんかあったの？」

「あ、ありませんよー！何にも～」

ユンギ「ありましたってことね。焦りすぎだわ」

「はあ。もー。」

一通り仕事を終えて少し外の空気が吸いたくて、非常階段から外へ出る。

ここならだれもいない。

「はあ。」

大きなため息をついてやった。

テヒョン「なーに。どーしたの？」

「げっ。」

テヒョン「げっ。ってw」

「なんでここにいるんですか？」

テヒョン「外の空気吸いたいな～って」

四次元と考えてること同じかよ私。

テヒョン「ねー。彼氏とか好きなやつとかいるの？」

「いませんよー！」

テヒョン「ほんと！？」

嬉しそうにニコニコこっちを見てくる。

「はい！いません」

テヒョン「んじゃあ、頑張っちゃおー」

「なにをですかー？」

テヒョン「キュンてする？」

急にテヒョンが世でいう壁ドン？とやらをして顔を近づけてきた。

改めてみるとやっぱりかっこいい。

「ちょ、やめてくださいよ！」

テヒョン「顔真っ赤だよ～」

きっとまだ風邪のせいで熱っぽいだけ。

「ちょ、離れてください。」

私の言葉は無視。

顔がどんどん近づいてきて

チュっ

病院でわたしの口にキスしてきたこの人。

でも嫌じゃない。もっとほしいなんて思っちゃう。

「ひょえっ、おあついね～」

お見舞いに来ていたであろう男子高校生に見られてしまった。

テヒョンは見られちゃったねテヘってなってるけど。

わたしは真っ赤。顔から湯気がでてくる。