ネガティブ王子卒業します！2 (ページ18)

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小さい頃から何事も控えめな僕にとって歌を聴くことはなによりも楽しくて仕方なかった

歌が色々な感情を表現しているみたいで＿＿＿＿。

でも聴くだけでは飽きてしまった僕は作詞作曲をするようになった。人見知りで、話すのが苦手な僕にとってはそれが次第に自分を表現しているようだと思えた

でも、隠れて作曲していた。
バレたら恥ずかしいから。

そんなうだうだした生活を何年かしていたとき、街中を歩いていたらPDニムに声をかけられた。

PD「なあそこの君、アイドルになってみる気はないか？」

「ぇ………僕、は、、音楽、、、曲を作りたいので、、お断りします、、」

PD「そうなのか？練習生になれば、歌やラップについて学べるし、ダンスも学べる。そういった事が曲作りに繋がると思うんだが、。1度来てみないか？」

「あ、、、はい、、」

その時のPDニムは貫禄があって、突然の事だから嘘もつけなくて、、あまりにも怖くて拒否することを認めないような雰囲気が放たれていたことを未だに覚えている

そして事務所に行ってみた。そしたら僕と同じくらい、または僕より下の子も沢山いた。皆それぞれ頑張っていて、努力している、いつまで経ってもうだうだしている自分と違って、生き生きとしてる。僕もここに居る皆みたいになれるかな。、
そんなことを考えていると思わず口から、

「あ、、、あのっ、練習生、、に、なりたい、です」

っていう言葉が出てきていた。それからというもの、未経験だったダンスに本格的なボイトレとラップの練習が始まって、、、、、現在に至る。

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あれ、僕、、作曲家じゃなくて、、アイドルになっちゃってる、、、？

RM「Aヒョン、それはちょっと騙されたと言っても過言ではないですよ。笑」

「ははは………。」

結局、曲を作っても採用されないことが多い……現実はそう甘くないっていうのを目の当たりにした

RM「でもヒョンの作る曲は好きですよ？俺」

「……ほんと？」

なんか、ナムに褒めてもらえると嬉しくなる。どうせならカッコいい曲が作れるようになりたいなぁ。それを両親に聞いてもらって今の自分の頑張っている姿を証明したい。
小さい頃と違って成長した姿を＿＿＿＿＿。