柔軟＿乙骨 �� ページ2
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乙骨 side
パンダ「憂太ってAのこと見過ぎじゃね？」
狗巻「…しゃけ」
Aさんは完璧な人。
呪力量、
術式、
身体能力の高さなどの呪術師としての能力は抜群に良い。
そして、手足は長くて程よく筋肉がついていて、
スタイルもいいし、
何よりも顔もめちゃくちゃ良い。
表情はあまりない分、
ツンと整ってる顔立ちがより映えるし、
たまに笑うときの破壊力はえげつない。
性格は合理的で感情も出したりしないが、
優しくて、垣間見える天然さがもう癖になる。
本当にずっと見ていれられる。
僕にとって完璧な人だ。
だけど、そんな完璧なAさんにも弱点がある。
それは、
真希「硬すぎんだろ」
『ッ…！』
柔軟性。
足を開いた真希さんに、足を広げられ、
手首を掴まれて引っ張られるAさん。
ビクともしない。
真希「こんな硬さでよく動けるな」
『柔軟性はいらないし…』
真希「いるに決まってんだろ」
と、言われて、グイグイやられているAさん。
顔が歪んで、目をキュッとしていた。
『ッ…！…ちょ、……真希、折れる…』
そのときゾクリと、自分の加虐心が擽られた。
日涼しい顔しているAさんが追い詰められている。
乙骨「…」
こんなこと思っちゃいけないと思えば思うほど、苦しそうにしているAさんが色っぽくて見えて仕方がなかった。
……だめだ。直視しないほうがいい。
そう思って、柔軟をしているときのAさんを見るのはやめることにした。
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作者名：0000 | 作成日時：2022年9月4日 0時
