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向かうべき場所 ページ41








キネマシネマに向かった七海と虎杖を送った後、
五条とAは空港にいた。



「じゃA、僕がいないけど泣くんじゃないよ?」
『泣くわけがない。さっさと行け。』
「相変わらずツンデレだな〜」



五条はこれから乙骨のもとへ向かう。
あらゆる術式を相殺する黒縄という呪具を探しにいくという。



『乙骨によろしくと言っておいて。』

「Aさ、本当は憂太に会いたいんじゃない?」

『…』

「図星?あ〜嫉妬しちゃうなぁ」



と、わざとらしく動く五条に彼女は

『…………否定はしない。』

と、淡々と言った。

「!」


その言葉は五条の目を丸くさせた。
そして、ふっ、と笑う。


「飛行機は僕名義で取っちゃったから、
今回は僕が行くけど、
次はAが行ってくれると助かるなぁ。

ほら、僕、忙しいじゃん?」



五条は、またわざとらしくそう言う。

『私も忙しいんだがな、五条のせいで』と、
喉から出てきそうになる言葉を抑えた。
それが五条の優しさだと、気づくのは容易い。


「ま、すぐに帰ってくるさ。____行ってくる。」

そういい、五条は保安検査場へ入っていった。












空港の駐車場に戻り、後部座席に座る。
運転席の新田がバックミラーでAを確認し、尋ねた。



「現場に向かってもいいっすか?」



今日もAには任務が入っていた。

特級呪術師にしかできないかなり重めの任務。
五条悟が日本から出ていく以上、代わりは彼女しかいない。



『あぁ。』
「了解っす」



新田が運転する車内。
Aが見上げた空には飛行機が飛んでいた。



『新田』
「はい!」
『任務が終わったら、送って欲しい場所がある。』
「送って欲しい場所?」




五条がいないときではないと、行けない場所がある。




『____三瀬のところに、送って欲しい。』

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.(プロフ) - レナさん» コメントありがとうございます。お待たせしてしまって申し訳ございません。これからもよろしくお願いします🙇‍♀️ (10月4日 22時) (レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - ツバキさん» 読んでくださり、ありがとうございます。これからも少しずつ更新していくのでよろしくお願いします🙇‍♀️ (10月4日 22時) (レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - いおりさん» コメントありがとうございます。更新は遅くなりがちですが、これからもよろしくお願いします🙇‍♀️ (10月4日 22時) (レス) @page37 id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!次の更新楽しみにしてます!!! (9月24日 15時) (レス) @page37 id: 804790a45e (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!最高です更新楽しみにしてます! (9月19日 21時) (レス) @page37 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:. | 作成日時:2022年8月30日 22時

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