京都からの刺客 ページ36
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部屋を出て、身体を伸ばしながら、
高専内を歩いていると、
前から見知らぬ2人が歩いてきた。
一人は半裸の大男、もう一人は髪の短い女。
『…(真希に似てる)』
距離をじわりじわり詰めると、
女は「どちらさま?」と尋ねてきた。
『あなた達こそ、だれ?』
「京都高専2年の禪院真依よ」
「3年の東堂葵」
真依「貴方のお名前は?」
2人とも呪力が少しだけ沸き立っている。
誰かと殴り合いでもした後か?
…物騒な奴等だ。
『…山縣A』
と、答えると東堂が目を丸くした。
東堂「!」
『?』
東堂「なんだ、いるじゃねぇか。」
『??』
真依「さっき伏黒くんに聞いたら、
今日は高専にいないって言われたのよ。
なんだ、いるじゃない。
___特級呪術師のAさん。」
京都高専の人たちにも
私の名前は知られているのか。
『今日はたまたま休みで』
東堂「ほう、それはちょうどいい。」
『?』
すると、ぐわっと東堂が近づいてきて、
思い切り殴りつけてきた。
東堂「!」
避けると、東堂の拳が地面に沈み込む。
『…いきなり、なに………。え?』
東堂「ほう、特級なのは本当みたいだな。」
嬉しそうに東堂は言った。
いや初対面でいきなり殴りかかってくるのは頭おかしい。
あのリカちゃんでさえ、
さすがにちょっと間があった気がするんだけど。
髪型もカブみたいでおかしい気がするが…
東堂「山縣A、好きなタイプはなんだ。」
『?』
東堂「因みに俺はタッパとケツがデカイ女がタイプだ」
『は?』
真依「…」
隣りにいる禪院真依に
どういうことだ?と視線を送るが、
「ん?」と、にこにこして笑みを浮べられるだけ。
東堂「案ずるな。男のタイプがつまらん奴はつまらんが、女のタイプは特にそんな相関はない。」
『…』
理解が出来ない。
アホなのか、こいつは。
それとも私が時代に追いつけていないだけか?
これは500年の時代格差か…?
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.(プロフ) - レナさん» コメントありがとうございます。お待たせしてしまって申し訳ございません。これからもよろしくお願いします🙇♀️ (10月4日 22時) (レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - ツバキさん» 読んでくださり、ありがとうございます。これからも少しずつ更新していくのでよろしくお願いします🙇♀️ (10月4日 22時) (レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - いおりさん» コメントありがとうございます。更新は遅くなりがちですが、これからもよろしくお願いします🙇♀️ (10月4日 22時) (レス) @page37 id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - めっちゃ面白いです!!!次の更新楽しみにしてます!!! (9月24日 15時) (レス) @page37 id: 804790a45e (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - 面白すぎて一気見ました!!最高です更新楽しみにしてます! (9月19日 21時) (レス) @page37 id: 340cc653a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:. | 作成日時:2022年8月30日 22時