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はじめての合同演習
灰原「よーし、先輩たちにいいところ見せるぞ!」
意気込む灰原と、
それを端から見ている七海とA。
すると、おつかれーと2年生が合流した。
『…』
五条とAの目は合うが、
Aがすぐに反らしてしまった。
五条は反らされたことを気にすることもなく、
ジィッと見続ける。
『(…なんか、見られてるような気がする………)』
五条が見ていたのは彼女の呪力。
六眼に映るそれは、
宝石のように見えていたのだった。
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合同演習とは、
1年生と2年生で組み、実際に祓除に向かう実践形式の演習。
『硝子先輩は行かないんですか?』
家入「私は戦闘向きではないからな」
『(……これで五条先輩とペアになったら気まずいな)』
そう思いながらも、
家入硝子と他愛ない会話をして、
夜蛾が来るまで待っていた。
そうして、夜蛾が来た。
夜蛾「今日は夏油とAがペアで、
五条と七海、灰原で組み、
それぞれ祓除に向かってもらう。
今回は1年生の力試しといったところだ。
悪魔でもお前らはサポートだからな。」
夜蛾の言葉にAは、ほっと胸を撫で下ろした。
よかった。
まだ、夏油先輩のほうがいい。
と、硬かった表情を緩めたのだった。
夏油「よろしくね」
『よろしくお願いします。』
ニコニコしている夏油が近寄ってきて、
Aはぺこりと頭を下げる。
じゃあ行こっか、と夏油が先導しようとすると、
家入「A、」
『はい』
硝子がAを呼んだ。
すると、ちょこちょこちょこと近寄った硝子が、
ポンポンとAの肩を叩き、
家入「頑張れよ」
と、微笑んだ。
『!』
Aの目は一瞬丸くなったが、
口角はきゅーっと上がって
『頑張ってきます』
と、くしゃりとした満面の笑みで答えた。
夏油「(…圧倒的に可愛いと思うんだけどな、)」
彼女の可愛い笑顔を見た夏油は、
ちらっと五条を一瞥する。
しかし、五条は七海と灰原と喋っていて、
こちらを見ていなかった。
夏油「(もったいない。)」
夏油は本心で思っていたのだった。
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.(プロフ) - 白うささん» ありがとうございます!!🙇♀️🙇♀️どうしても書きたくて書き始めてしまいました!ちょこちょこ書いていきますので、どうぞよろしくお願いします☺️ (10月18日 0時) (レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - prologueからもう好きです!!南にたどり着くまでに、、、、最高ですね!!私本誌勢なので、これ見た瞬間ヒュッとなりました!!そこだけでもう感動です!! (10月17日 22時) (レス) @page1 id: 81609dea98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:. | 作成日時:2023年10月17日 21時