言 ページ4
.
朝。
五条「ふぁああぁ」
と、大きな欠伸をして、教室に現れた五条。
家入「来た、ドクズ。」
五条「あ？」
夏油「悟。今回のは見過ごせないな。」
いつもと違う二人の様子に五条は考えた。
あれ、俺は何かやらかしたのか？と。
しかしいくら考えてもわからない。
五条「んだよ、俺が何をしたって言うんだ」
夏油「自覚なし？」
五条「わかんねぇ」
家入「あったらあったで怖いけどねー」
さっさと言えよ、と眉をしかめると
夏油はため息をついた。
夏油「悟、この前、Aさんに会ったんだろ？」
五条「A…？」
夏油「1年の」
五条「あ、あぁAA。会った、会った。」
夏油「彼女になんて言ったんだい？」
五条「あ？……なんて、って、別に顔合わせただけ」
はぁーと、家入は頭を抱えてため息をついた。
夏油「…昨日ね、灰原と会って聞いたんだけどさ、
Aさん、悟にいきなり「可愛くねぇ」って言われたって
＿＿＿＿＿これ、本当？」
五条「ん？」
夏油「いくら悟が女の子に興味ないからって、可愛くないって言うの、さすがに人間性を疑うよ。」
そんなこと言ったか？と、
五条はAAと会った日のことを思い出していく。
繊細で綺麗な呪力。
そして美しい顔つき。
それは可愛いというよりも
美しい、きれいだという表現のほうが近かった。
五条「…あー言ったかも」
うわぁと、漏れ出る二人の声。
五条「でも、あれは可愛くねぇっての。
どちらかというと綺麗だろ、あいつ。
可愛いって言い方合ってねぇし。
元はといえば、お前が間違ってたんだろ」
夏油「……………は？」
五条「は？」
五条と夏油の解釈違いに、二人共眉をひそめた。
五条が「可愛くねぇ」といった理由を
すぐに把握できた家入硝子は
「…本当に、こいつ」と、頭を抱えた。
家入「とりあえず五条」
五条「…」
家入「お前は別に貶したつもりはなかっただろうし、
今もそんなつもりはないかもしれないけど、
女子に可愛くないはありえない。」
五条「…そうかよ」
家入「論外だ」
硝子に言われて、
何も反論ができなくなった五条は居心地が悪そうに
二人から目をそらす。
夏油「悟、今日1年と合同演習があるから、
そのときにちゃんと謝りなよ？」
五条「…」
五条は夏油の言葉に返事はしなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
.(プロフ) - 白うささん» ありがとうございます！！🙇♀️🙇♀️どうしても書きたくて書き始めてしまいました！ちょこちょこ書いていきますので、どうぞよろしくお願いします☺️ (10月18日 0時) (
レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - prologueからもう好きです！！南にたどり着くまでに、、、、最高ですね！！私本誌勢なので、これ見た瞬間ヒュッとなりました！！そこだけでもう感動です！！ (10月17日 22時) (レス) @page1 id: 81609dea98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：. | 作成日時：2023年10月17日 21時
