春 ページ2
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五条「へー今年も3人。」
夏油「そ。また、男子2人と女子1人。よかったね、硝子。」
家入「ほんと良かったよ。
貴重な青春の登場人物がクズ2人じゃなくて。」
夏油「硝子、言い方。
…でもまぁ、後輩か…………楽しみだね」
五条「まじ興味ねー」
夏油「(ほんとうかな…?)」
春。
桜の花びらが散った頃、3人は入学してきた。
ガタガタと廊下を走り、
バンッと勢いよく教室のドアを開けたのは、
五条だった。
五条「えっ、お前ら会ったの?!俺がいないうちに?!」
と、大きな声でいう五条に、
席について肘をついている二人は
目線を移した。
夏油「悟が遅刻するからだよ」
五条「どんなだった!?」
家入「あれ、興味なかったんじゃ?」
五条「ぐ………」
夏油「まぁまぁ硝子。教えてあげようよ。」
夏油は第一印象をゆっくり話した。
七海建人
堅苦しく、強張った顔をしている。
細い。しっかりしていそう。
灰原雄
明るく性格が良さそう。
元気いっぱいで素直。
五条「で、女子は?」
夏油「AAって名前で、
呪術師としては良くも悪くも普通かも。」
五条「へー」
夏油「でも」
五条「?」
夏油「可愛かったよ」
五条「マジ?」
夏油「まじ」
家入「私の可愛い後輩に手を出すなよ」
3人は夜蛾が来るまで教室で駄弁っていた。
もちろん、その話題はずっと、
初めての後輩たちのことだった。
.
五条「(A………A…A…)」
寮に向かう道で、
五条は後輩の名前を反芻していた。
夏油が言うくらいだから、
恐らく可愛いんだろう。
楽しみだ。
そう思いながら歩いていると、
五条「!」
神様が引き寄せたかのように
バッタリ、出会ってしまう。
『…!』
今、五条の六眼に映る彼女こそ、AAだった。
彼女の身体に纏わり付く呪力の流れは、
あまりにも繊細で綺麗で、
五条は思わず見惚れていた。
『…あ、あの、はじめまして。』
彼女はすぐにあの五条悟だと気づいた。
五条「…」
『Aといいます』
話しかけられ、五条はふと我に返る。
そして
ぺこりと頭を下げて、顔を上げた彼女を
まじまじと見ていた。
五条「…なんだ、可愛くねぇじゃん」
『え』
五条「(可愛いっていうより美人だろ………割と好みかも)」
『(…え……なにこいつ)』
これが五条と、AAの出会いだった。
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.(プロフ) - 白うささん» ありがとうございます!!🙇♀️🙇♀️どうしても書きたくて書き始めてしまいました!ちょこちょこ書いていきますので、どうぞよろしくお願いします☺️ (10月18日 0時) (レス) id: e37fca8de3 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - prologueからもう好きです!!南にたどり着くまでに、、、、最高ですね!!私本誌勢なので、これ見た瞬間ヒュッとなりました!!そこだけでもう感動です!! (10月17日 22時) (レス) @page1 id: 81609dea98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:. | 作成日時:2023年10月17日 21時