実験系YouTuberの相棒はゼラチンでした。4 (ページ13)

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自己抑制の上にページ13

そ「ほんとバカ。お前」

「え」

なに言われるか不安だったけど思ってたのと大分違くてびっくりした。

そ「辛いじゃん。そんなの。俺だったらそんなん耐えれねーよ。自分で自分の首絞めてさ」

乾いた声で言ったそら。

そりゃ、辛い。100%の気持ちで喜んであげることなんかできない。

今だって本当はできてない。

そ「お前いっつも自分後回しにして損する」

そらと目が合う。そう言われてみればそうだったかもしれない。

「でも、Aが幸せになれるのは」

そ「決めつけんなよ、最初っから逃げ腰でどうすんの。」

「…別に」

そ「だってAが言ったの？えいちゃんといたら幸せだって」

テレビをチラ見しながら言ってきたそら。

「言ってない。」

そ「でしょ？なんでそうやって思うの」

………

分かんない。

ただなんとなく、Aの笑顔見てたらそんな気がしてきて。

その笑顔見るたびにどんどん落ちていってる自分に気づく。

そ「ツリメは面白いんだからもっと自分出した方がいい。自信持てって。」

「いてっやめろって！！笑」

ばしばし俺の背中を叩いてきたそらにちょっとだけ叩き返した。

そ「我慢は多少。言いたいことあったら言う。これ絶対。」

「誰目線だよ笑」

よしっ。て立ち上がったそら。

そ「そろそろ言いに行くけど来る？」

「行く。りっくん起きて」

俺は迷わず答えてりっくんをツンツンした。

そしたらあでも、ってそらが何かいいかけた。

「なに？」

そ「今まで通りにしろよ」

そらの言いたいことはすぐ分かった。変に緊張するなってこと。

「わかってる」

笑って自信満々に返した。