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自己犠牲 ページ12

そ「ほんとに思ってんの。それ」

正直、ギクってなった。


普通にみんなでだらだらしてた日、

「ねぇねぇ俺良い企画思い付いちゃった」

俺が話しかけたらこっち見てくれたメンバー。

リ「なになに」

そ「えいちゃん呼んでこよっか」

えいちゃん呼びに行こうとしたそらをあわてて止めた。

「ダメだって!えいちゃんには内緒」

そ「ドッキリ?笑」

「うん」

リ「分かった。この前ドンキで買ってたやつでしょ」

「ううん。あれ気になっただけ」

リ「訳わかんない笑」

笑ったりっくんにつられて笑った。

「実はね、えいちゃんとA喧嘩してる」

リ「え?!」

りっくんが大きい声出すからちょっと俺までびっくりした。

そ「はいはい!俺分かった」

激しく手を振り上げたそら。

「はい、そらくん」

そ「家に行ったら二人きりドッキリ!」

「正解です!5万ポイント!」

リ「俺一生追い付けないじゃん」

「「www」」


あの日の俺の考えが始まりだった。

テレビに映ってるのは嬉しそうに喋るえいちゃんとA。

楽しそうな二人見てたらネタバラシするタイミングが分からなくなった。

それはりっくんもそらも同じらしくて

りっくんなんか最近の疲れもあるのかな。気づいたら布団に入ってもう寝ちゃってた。

「仲直りして良かった。」

俺が言ったらちょっと間開けてそらが言った言葉。

そ「ほんとに思ってんの。それ」

そららしくない、ひきつった顔でこっちを見てた。

「そりゃ友達が仲直りしたんだもん。嬉しいよ」

そ「…無理に笑おうとすんなって」

してないって。

ちゃんと笑えてるはず

そ「言いたいことあんなら言えよ。」

なんも言い返せなくて黙ってたら近づいてきた。

そ「Aの事どう思ってんの」

俺の目の前に座ってきたそら。

正直な答え、自分自身でもよく分かってなかった。

でも隠し事はしたくなくて気づいたら勝手に口が動いてた。

「はじめは普通に可愛いなって思ってて、最近になってAの中身の良さを実感してどんどん惹かれていってるのは実感ある。
でも多分だけど、その前からえいちゃんはAの事大好きで、ちゃんと守ってあげてて、そんな間に俺が入り込んだらえいちゃんが可哀想だなって思っちゃった。」

黙ってるそら。

「それで、考えて、Aが幸せになれるのは俺よりえいちゃんかなって」

思ってたことが言えてちょっとだけ楽になった気がした。

うつむいてたそらが顔を上げた。

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作品ジャンル:ギャグ
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みなみ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年10月28日 11時) (レス) id: 4d2df74f96 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - また最初から読み返してしまいました笑また更新される日を楽しみに待ち続けます。 (2020年8月2日 20時) (レス) id: 0ea5a6420c (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - 更新待ってます (2019年8月15日 15時) (レス) id: ac0628d930 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっちゃ面白かったです!続編楽しみに待ってます! (2019年8月3日 14時) (レス) id: 2b7a345ea6 (このIDを非表示/違反報告)
やぎ - ra isおむさん» 私は貴方のことを待ち続けます!! (2019年7月25日 13時) (レス) id: d7383c39b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ra isおむ | 作成日時:2019年5月19日 9時

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