実験系YouTuberの相棒はゼラチンでした。2

りく ページ10

「…髪切ったの？」

『いやアホかw』

アバハウス出たらりくが車でまっとってくれとった。

早速髪をお披露目やと思ったらそうやってボケてくる。

「冗談だって、めっちゃくちゃかわいいです」

『え。』

「え」

そんな素直にそんな笑顔で言われると思ってへんかったから、ちょっと。

「…照れてる？」

『照れてへん。』

「うそ。顔赤いもんw」

『照れてへんてば！アホ！運転しろ！』

しつこいので肩を一発しばいた。

『あ、そうそうえいちゃんがやってくれてんけどな、

りく茶色がいいってゆっとったやろ？だから茶色多めにしてんで？』

「赤も入ってんねー」

車についとる鏡越しに目があった。

へへって子供みたいに笑うりく。

『なんか似合うゆうてくれたからお任せした』

「あーね。もう着くよ」

『ありがとぉわざわざ毎回。』

「いーよ俺が好きでやってるだけだし」

『にひひ』

「ん？」

『りくの笑う時の顔の効果音』

「なにそれww」


部屋にもどって話した。

『明日ほんまのことゆう動画とる』

「俺も映らせてね。てか映る」

『だめ。ゆるさん。』

「なんで？」

『だめったらだめ。りくは人を笑わすの。

暗い話はりくに似合わんから。』

「…わかった。でもその代わり約束。」

『約束？』

「うん。無理しないって約束」

『…バーカ。わかっとるわ。』

「よろしい。」

二人で小指を結んで笑った。

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