【刀剣乱舞】貴方の怨み晴らします

にい。 ページ6

『清楓さん』






暁「あ、何？」





『少し、彼らの手入れをさせてください』






暁「え、でも資材……」





『大丈夫、必要ありません』







暁「でもっ…綺麗になったら出陣させられる……」







『私がいる間は無理な出陣をさせないようにしますから安心してください』






暁「……」





『お願いします』



暁「わかった」





『有り難うございます。では、山姥切さん。少し、手を貸してください』






山「こうか？」




『はい、ではそのまま待っていてください』





ﾁﾘﾝと髪飾りの鈴を一度鳴らす





私の神力はこの鈴に宿っている





私達は資材が無くても




神力を使えば手入れができる





山「傷が…！」





ほんの少しではあるが



傷が癒えていく





暁「Aちゃん…」




『この位なら目立ちませんし大丈夫でしょう』





山「あ、ありがとう」





『いえっ！私にはこのくらいしか出来ませんが、お役に立って見せますよ！』





この後重傷者をメインに軽い手入れをし




現在、本丸内の状況調査も含め



本丸を散策中です。






それにしてもここに居ると吐き気がするわ



今日は晴天なのに


ジメッとしてて肌に纏わり付くようで



気持ち悪い






これじゃあ仕事も出来ない



『……仕方ない』





周りに誰もいない事を確認し



再び鈴を鳴らす



すると、このドロッとした空気が無くなっていく







おっと、神力の無駄遣いには気を付けないと



肝心な時に使えないと困るからね




暁「Aちゃん！」




『清楓さん？どうかしましたか？』




暁「あの人がｯ！帰ってきたの！！」




『えっ！？！』



暁「帰りは明日と行っていた筈なのに…」





『とにかく、行きましょう！！』

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