【刀剣乱舞】貴方の怨み晴らします

面会 ページ4

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約束の時間まであと少し









ふぅ、と一息つき資料を読み返す





厄介な仕事かもな








ｺﾝｺﾝ





『どうぞ、お入り下さい』




ｶﾞﾁｬ



「失礼します…」






『此方にお座りください』





「あ、はい。有り難うございます」





『面会時間が少ないので少し急ぎましょうか』






『暁清楓さんでお間違いないですね？』






暁「はい。そうです」








『私は水無月Aと申します。』









『前審神者に本丸を乗っ取られた。という事で宜しいですね？』





暁「はい」





『では、乗っ取られるまでの流れを説明して下さい』





暁「…あの人は、以前今の本丸の主だった時ちょっとした問題を起こしたらしく暫く政府の方で再教育を受けていたそうなんです。」





暁「最初は、[再教育が終わったからちょっと顔を出しに来ただけ]と言っていました。ですが、それから本丸に来る回数が増えていって挙句の果てには[俺の本丸を返せ！]なんて言ってきて…」





暁「私ｯ！もう何が何だか分からなくなってきて…」





『そうなんですか、でももう大丈夫ですよ』







暁「本当にありがとうございます。どんどん傷付いていく皆を……もう見てられなくてｯ！！」





　
『そうですか。言霊による支配等はよくある事ですが、《暴力》は増罰の対象となります。』









『……それと、《現審神者への》暴力も対象ですので。』








暁「あ……ｯ」






そう、彼女の顔や腕には






いくつもの真新しい傷が残っているのだ






これも前審神者の仕業だろう





『安心してください。私が貴女を傷付けさせませんから。』





暁「本当に……ありがとうございます。」







『もうそろそろ終わりの時間ですね。』







暁「はい。短い時間ですみません……」






『お気になさらず。では、後日そちらの本丸に伺いますね』









暁「おねがいします」

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