刑務所には、もう一人。2【日常組】

刑務所生活54 ページ8

「＿じゃあ牢屋に一旦戻れ」

「はーい」

「で、えー6番のみ牢屋に戻れ。」

「かーわいそ、え?あれクロノアさんは?」

ふと気づいたようで、あたりを見渡すとクロノアさんは居なかった。

「えっ?…俺もうすっかり収納されちゃいましたけど…」

…収納っていう辺りクロノアさん可愛い←


「お前達には自由行動で行っていいエリアと行ってはいけないエリアを説明する。まずこっちだ。」


「ワクワクするぜぇ!」

『なんかムカつく』

「え…?」

なんかムカついたんだよ、うん、なんかこいつ脳天気だなぁって思って…私は多分悪くないと思う←

「じゃあね!」

「じゃあな死神」

「ばいばい…」

なんか切なく言ったなぁ、感動しないけどぉ…

「まず、牧場だの農場だのは別に自由に入っても構わない。」

「分かりました」

こうしてなんか看守による謎のツアー的なのが始まった。うむ。


「ただ、懲罰房にはわざと入ったりはしないように。」

『とは言っても懲罰房に入って遊ぶ的なのは小学生しかやらないと思いますがね…

…まぁ入ったらもれなく私のサンドバックになる覚悟はできてますよね★』

「りょ、了解です…」

「…まぁくれぐれも入るなよ…で、このプールは自由に遊んでくれ」

「あ、ここプールなんですね。」

「プールだ。」

「池だと思ってた……









素敵なプールです」


なんか看守が圧をかけてたけど…
　









ごめんなさい、私もそう思ってました。(素直)

「で、食堂!これに関しても自由に入ってもらって構わない。

食事も自由にとってもらって構わないが、立入禁止のとこ!あの奥の所だな。あそこは入るときはちゃんと許可を貰うように。」

「分かりました」

絶対さっきからわかってない。絶対あそことか入りそう、やりかねない、そもそもこんな説明なんてしても絶対この二人(とくにぺいんとさん)入るよ…。




「じゃあ行くぞ」

「はい…えっ!?」

「…あぁすまないな」

…なんかクロノアさんと一緒に閉じ込められた…あの看守許さない、絶対に。




…これなんか標語にありそう。

「びっくりした二人がドア出ようとしたのに出られないから…」

笑い混じりに言う言葉に説得力は感じられなかった。どうでもいいけどプリンって美味しいよね←

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