刑務所には、もう一人。2【日常組】

刑務所生活80 ページ35

「なんだ?なんだ?」

「本当申し訳ございません」

田中が命。これ名言ね(強制)

「よし、じゃあそういう事で済まないね起こしてしまって」

「いえいえ!大丈夫です!」

そしてまた夜という名の看守の目が行き届かない最高(?)な時間がやってきた。

…そして、さっき看守の一言で懲りたかと思ったらぺいんとさんがまた悪い事(裏技)を見つけた。

「へっへっへ俺は裏技を使っちまったようだ」

「何何何何何」

…よくねずみの国の映画に出てくる悪役の様な声してるなぁ…何がすごいんだよ。

死神くんはなんか凄い興味津々だけど。いやまぁ囚人側からしたらそういうのは貴重なのかね…

「鉄の扉のめっちゃ近くで話したから多分これ通り抜けられるんですよ〜!」

「えぇ〜(笑)」

…やっぱりぺいんとさんはぺいんとさんだったわ。田中のおかげて凄い更生するなんて事無かったんだ…

いつも反応しないクロノアさんでさえなんか笑ってる…クロノアさん!そんな道進んじゃいけません!←

「あいつ俺がまだ外に出てる判定なのに扉を閉めやがった!ハッハッハ!」

判定とか言うなよメタいよ。いやもうこの回自体がメタかった。駄目だ(諦め)


その後なんか話していると、ぺいんとさんが急にしずかになった。


「…どうした?」

あ、看守来たパティーンですか。そりゃ静かになるな。


「え?あの僕が出てる状態なのに扉閉められて…僕出れちゃったんです!」

「それはすまなかったな」

…さっきと雰囲気かなり変わったんだけど、いい子ぶってますこいつ。

「いやぁ…悪いね?わざわざ」

「はい、大丈夫です…」

「ちゃんとそこに居てくれて。いやぁいやぁ良かった別の部屋に居たら殺すとこだったよ。」

さらっと殺すって単語出たんですけど!?怖いんですけど!?なら私も言いますけど!?(やけくそ)

そして小さな声で「危ない危ない…」とぺいんとさんが言ってたのを私は聞き逃さなかった。やりかねなかった事だね。

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