刑務所には、もう一人。2【日常組】

刑務所生活66 ページ20

「＿【疑わしき者は罰せよ】だお前ら二人とも日数を減らさせてもらう」

「なんでだよ!?」

お 前 が 言 う か

原因お前だろ!看守もやや強引だけどさ!クロノアさんにとばっちりいってんじゃねぇか！

「そもそも栓なんてあったんですか?」

『あるよ!きったないもん。水ちゃんと抜かないと。』

「そうなんですか…」

なんかクロノアさんにまで変な目で見られた気がする…クロノアさん…

「いいか?隠してることがあったら正直に話した方が話した方が身のためだぞー」

…看守、私あの後看守が小さい声で「特に新人にボコボコにされるからな…」って言ってたの聞こえましたよ…!?まぁ否定しないけど←

「残念ながらお力にはなれないです」

「僕ら隠してることないですし看守だって隠してることがあるんじゃないですか?」

「なんだ…?」

「＿7番さんはどうなったんですか?」

…ぺいんとさんが聞いてきたこの内容は、看守にとっては探られたくはない情報だろう。


＿この刑務所では、7番に脱獄された事を隠蔽する気なのだから…。



まぁ、刑務所から囚人が脱獄されたと知られたら、その刑務所の評判は悪くなる。それを恐れて何処の刑務所も大体そうなんだけどね。

「7番は処刑されたって言ったじゃないか!」

＿それでも嘘を貫き続けるしかない。上層部からの指令だからね。

「本当ですかそれは!」

「何だ口答えするのか?」
「いや違います!」

秒で即答。ダイヤ剣ってすごいね(小並感)

「処刑は!処刑…処刑されたね!処刑されました!」

結局圧力には逆らえないようで、諦めたぺいんとさんは自分で7番が処刑されたことを認めた。

「犯人が名乗り出ないのであれば!もしくは情報を知ってるのに言わないのであれば!6番含めて全員−5日とする!」

「「はあ!?」」

死神くんは完全なるとばっちりだな。にしても−5日はきつい。助け舟出してやるか。

『流石に−5日はキツイと思うので全員私のストレス発散と−3日で許してやってはくれませんか?』

「うーん、まあそれでいいだろ。」

「何がだよ!」

悲痛な叫びは無視する。私にできる最善のことを私は尽くした。めんどくさいとかでは断じてない。(はず)

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