刑務所には、もう一人。2【日常組】

刑務所生活59 ページ13

「じゃあちょっと上に来てもらおうか?」

「はい」

「で、ここに乗っかってもらっていいか?」

「ここの上…はい」

不安そうに乗っかる死神くん。まぁもうここまで来たら多分もう察しはつくな…。

さて、バレる前にここから退散するか。声だけでも少しはわかるからね。

「あのデモンストレーションをね?お前があの二週間切ってるから当日スムーズな流れでこうできるかやってもらうから。

あ、飛び降りれなかった場合切るから。あの飛び降りる際に一言言い残してもらって飛び降りてもらう。」

は〜、なるほど〜。私は前ちょこっとだけ刑務所で看守やってたけどそこは死刑するような所じゃなかったからね…まぁ実際私もデモンストレーションは初めてなんだよ。

「もう、なんか書き置きかなんかしたらどうだ?」

「嫌でも気が早い気はしますけどね!」

「言うてあと2週間だぞ?」

『看守、きっとやらかすと思うので二週間ではないと思いますよ？』

「大丈夫ですそうならないよう努力しますので…」

いや、絶対できないだろ…

「まぁでもいただけるのであれば本はいただこうかと…」

「よし、じゃああとここにあと二週間ぐらいでお前は来るということでここ、お前が一番最初だよかったな!」

おめでとう。一番風呂だよ。←









「＿じゃあここで本でも書いて暇つぶしするように。」

「え、本当に処刑のデモンストレーションする為に僕呼ばれたんですか?」

「そうだ。」

なんかさっき暇だから6番の所にでも行くか的な事言ってたなぁ。死神くん、それだけのために呼ばれたとか…まぁ自業自得か。



「＿何あいつほんと!」

看守が行ったと同時に死神くんの怒りは爆発した。どんまい…私も暇つぶしに死神くんのとこ行こうとしたけど今日はやめてあげようかな…?

「ちょっと待って今死にそうだった」

「ね?危なかったね?溺れ死にそうだった…」

「食事ありますか…?」

一方ぺいんとさん＆クロノアさんの方も色々と探索してるそうです。まぁ今の所どんな成果があったかはまだ知らないのだけれども。

「ちょ待って何これ?看守から書き置き用の本にもらったのが園芸初級って書いてあってさ…」

「あいつ…(笑)」

…寝ぼけてるんじゃないかな…はっ…。(乾いた笑み)

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