虎の娘《５》 (ページ37)

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＿目標

七五三掛「これは何？どういう意味の目標？」

A 「今までので言うと、デビューとアラーム卒業と誰の名前を言っても分かってもらえるようになるっていうのが挙がってる」

七五三掛「…グループでの目標？」

A 「何も言われてないから別に合わせる必要ないと思うけど。私はしめちゃんとの目標言わせてもらうと一回ふたりで飲みに行きたい」

七五三掛「え、行きたい！行こ！！」

A 「…しめちゃん私の初めての飲み会の時彼氏以外とふたりで行くなって言ってたのに(笑)」

七五三掛「え、ハメたの！？」

A 「いや、ちゃんと本心だよ」

七五三掛「俺マジでAちゃんのこと女性として見れないから絶対大丈夫」

A 「安心出来るけど何気に失礼なんだよな、それ」

七五三掛「Aちゃんの彼氏から許可出たら近いうちに行きましょ」

A 「…あ～めっちゃイジってるわこの人」

七五三掛「彼氏否定しなくていいの？炎上しちゃうよ？」

A 「私の彼氏はファンのみんなだから居るんだよね、残念ながら」

七五三掛「彼氏の規模デカ(笑)絶対許可取れないじゃん」

そんな感じで最後には平和に笑い合って対談は終わった。

A 「…マジで彼氏の話題出すのは良くない」

七五三掛「先に出したのAちゃんじゃん。…まあラブラブ過ぎてちょっとイジりたくなっちゃった(笑)」

撮影現場に戻るまでの間そんな会話をする。

書かれ方によっては炎上は免れないしやめて欲しいけど、あざとく謝るしめちゃんが可愛いから許す。

七五三掛「グループ内にライバルが多かったの知ってる分うみんちゅが本気で大事にしてる感あってめっちゃ好き。このカップル」

A 「え、そうなの？しめちゃんだけは嫌がってると思ってた」

七五三掛「全然。もう二度と別れて欲しくないもん」

当然のようにそう言い切るとしめちゃんはさっさと撮影に戻った。

正直もっと言われると思っていたから拍子抜けした部分もありつつ、しめちゃんも大切にしてくれていることを実感して嬉しくなっていた。