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とりあえず思っていることを言い終わるとみんなの表情が少しだけ明るくなった気がした。
宮近 「なんかほんとに恋愛初心者って感じだね」
A 「…何それ」
宮近 「いやまあ恋愛すんなって言ったの俺だからなんも言えないけど、俺海人はアリだと思ってるよ」
宮近がそう言ってくれて少しだけ自分の中でも答えがまとまりかけた気がした。
松田 「まず告白されて嫌じゃない時点でもう答え決まってるよね…」
宮近 「いやこいつガチでそういうの縁無かったから元太が先に言ってたら全然可能性あったよ」
小声で話しているふたりの声はほとんど聞こえなかったけど、何となく私の話をしているのは分かった。
中村 「別に俺急かすつもりないし本当にどっちでもいいんだけど、嫌われてないなら避けないで欲しい」
A 「…わかった」
私がうみの言葉に頷くとちょうど撮影が終わったしめちゃんとまちゅが帰ってきた。
松倉 「…あれ如恵留たちは?」
宮近 「みんな聞くじゃん(笑)ちょっと外行くって」
七五三掛 「で、これは何?どういう形?」
いつもとは違う場所に座っている元太と宮近を見てそう言うしめちゃん。
松田 「普通に四人で話してただけだよ(笑)俺ら普段席遠いから」
七五三掛 「あ〜。ね、何の話してたの?俺も交ぜて」
異常に近い私たちの間に入るように椅子を持ってきて座るしめちゃん。
宮近 「いや、でももう話すことないし…ね?(笑)」
松田 「まあこの後はお任せしますって感じだし、」
七五三掛 「何それ俺の悪口でも話してたの?」
しめちゃんが来た途端適当な理由をつけて離れようとするふたりのことを軽く睨んでいる。
中村 「…嫌いなら嫌いでいいんだよ」
A 「うみのこと嫌いになるわけないって何回言わせるの」
みんなが離れたあと小声でそう話しているのも何となくおかしくなってきて静かにふたりで笑い合った。
そして数日後みんなに見守られながら私たちは付き合うことになった。
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美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナに気をつけてくださいね (2021年10月22日 8時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:y | 作成日時:2021年8月24日 8時