入所当時のお話 ページ1
・
私が初めてこの業界に興味を持ったのは小学校低学年の頃。
そもそも初めはこれが仕事だと思っていなかったけど、ぼんやりとテレビに出て色んな人に注目されていることに憧れがあった。
_
モデルも女優もアイドルも至るところに履歴書を送ってそのうちのひとつがここだった。
いつもと同じようにFAXが送られてきて当たり前のように行くと周りには男の人しか居なくて戸惑ったのを覚えている。
そしていつもと変わらず特技披露をしてダンス審査もしてその日は終わった。
特に手応えはなかったしそれ以降しばらく連絡も無かったから記憶からも消えかけていた時、突然また呼ばれていきなりひとりの男の子と会って「指導係」と言われた。
それが宮近との初対面だった。
宮近 「…女の子、ですか」
スタッフ 「ジャニーさんがこの子は違うって見込んでたから多分違うんだと思う」
宮近 「…分かりました。えっと、Travis Japanの宮近 海斗です。良かったら仲良くしてください(笑)」
A 「鈴木 Aです。よろしくお願いします」
小学生だった私にも分かるぐらいガチガチで宮近が人見知りなのは一瞬で分かった。
でも、当時から宮近は色んなところに引っ張りだこで「指導係」という関係ではあったけど関わることはほぼ無いに等しかった。
元木 「Aちゃん一緒にご飯食べよ」
その分、入所当時は同じ日に入所した元木と内村と一緒に行動することが多かった。
それからしばらくすると同じ13年組の猪狩や作間との行動も増えた。
初めてグループに加入したのは2015年、猪狩の居たHiHi JETだった。
ローラーはこの加入で初めてだったけど猪狩が一から教えてくれたのもあってすぐに人前で披露出来るレベルにはなった。
猪狩 「え、すご。飲み込み早いね」
A 「本当に?ありがとう」
そのまま3ヶ月ほど活動していたある日突然スタッフさんに「知名度を上げたいから色んなグループに入ってみて欲しい」という相談を受けた。
意味はよく分からなかったけどとりあえず頷いてそれからほぼ毎日別のグループに加入することになる。
今思えばたった3ヶ月でも割と長い間加入していたグループだった。
285人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「TravisJapan」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナに気をつけてくださいね (2021年10月22日 8時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:y | 作成日時:2021年8月24日 8時