虎の娘 (ページ8)

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次のターゲットは如恵留としめちゃんと閑也。

起こさないように静かに部屋に入っていくとさっきと同様まちゅがしめちゃんの顔の前にゴキブリのおもちゃを並べ始めた。

中村「ちゃんと起きて見ても嫌だわそれ」

そんな二人を横目に見ながら前回は撮れなかった閑也の寝顔からしっかりと撮っていく。

A 「うみ落書きする？」

そう言ってペンを渡すとうみは嬉しそうに如恵留の顔に落書きをし始めた。

そして私は閑也の顔の上から水風船を割った。

閑也「…うわっ、何これ！？」

A 「ちょ、閑也うるさい」

思った以上に閑也の反応が良くてすぐに如恵留もしめちゃんも起きてしまった。

七五三掛「まってなんかめっちゃ居るんだけど何！？」

私と閑也が水風船の片付けをしていると横からしめちゃんの悲鳴が聞こえてきて、完璧に起きたしめちゃんにまちゅがまたやりたい放題やっている。

松倉「なんかロシアンシュークリームあるんだけどやろうよ」

A 「いつかのしめちゃんみたいなこと言わないで」

川島「ねえ、俺放置？」

まちゅはしめちゃんに激辛シュークリームを食べさせてるしうみは爆笑してるし如恵留は完璧放置だし閑也はシャワー浴びてるしもう無法地帯。

A 「如恵留水風船受けとく？」

川島「受けとく？じゃないんだよ(笑)」

吉澤「今これ6人だよね、こんなうるさくして隣の人起きてない？」

シャワーを浴びて頭が冴えたのか、はしゃぎまくっている私たちに冷静なことを言ってくれる閑也。

A 「宮近と元太だから大丈夫じゃない？」

川島「どういう基準で？(笑)」

A 「なんとなく」

ほとんど成功していない割にカオスだからもうお蔵入りかな、と思いつつここで終わるわけにもいかないから一旦集まって作戦会議をする。

A 「次はついに宮近と元太ですけど」

松倉「俺はちゃかのところにゴキブリの行列作ります」

中村「それ割とヤバいよ」

七五三掛「いや本当に。俺でもちょっとイラッとしたもん、まつくやられるよ」

松倉「でも元太にしても面白くなくない？」

基準はよく分からないけどこの作戦会議で如恵留とまちゅと私で宮近、しめちゃんと閑也とうみで元太にいたずらをすることになった。