虎の娘 (ページ7)

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寝起きドッキリページ7

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ツアー最終日の翌日の早朝、私は静かに部屋を出てロビーでスタッフさんと合流した。

カメラといたずらグッズを借りてまずは自分の寝ていた部屋、まちゅとうみが寝ているところに行った。

とりあえず寝顔を撮って少しだけ落書きをしてすぐにクラッカーで起こす。

松倉「…え、」

先に目を覚ましたのはやっぱりまちゅで、少し眩しそうにしているけどしっかりと目は合った。

A 「おはようございます朝です！」

松倉「おはよ…」

昨日夜遅くまで騒いでいたからかまだぼんやりとしているみたいで圧倒的に口数が少ない。

A 「うみ～朝だよ」

うみは少し目を離した隙に布団にくるまって二度寝していた。

松倉「寝起きドッキリ…？」

A 「あ、まちゅ起きた？そう！寝起きドッキリ！」

松倉「あー、」

まだ半分起きていないような気もするけど、それよりうみを起こすのが難しすぎてそれどころではない。

中村「ねえうるさい…」

A 「起きた？」

中村「うん…」

A 「起きてないじゃん！」

そうやってうみと戦っているうちにいつの間にかまちゅは完璧に起きたみたいで、いたずらグッズをうみの周りに並べていた。

A 「何してるの？」

松倉「起きたら真っ先にゴキブリの列が見えるの」

A 「可愛い顔してやってることヤバいね」

いつかまちゅが寝起きドッキリの仕掛人側にまわったとき怖そうだな、と思いつつうみのことを起こし続ける。

時間かかりすぎるとシンプルに如恵留とか起きそうだから怖いんだけどうみ早く起きてください

中村「…んん…うえっ、何これ！？」

時間が心配になって、もうまちゅに任せて別の部屋に行こうとした時うみが起きた。

松倉「ゴキブリの行列」

中村「…いや何それ…」

A 「うみおはよう！寝起きドッキリです！！」

中村「それは分かるけど、」

A 「ゴキブリの行列は私知らないよ、まちゅに言って(笑)」

まだ半分ぐらいしか起きていないうみにも容赦なくゴキブリを投げたり水風船を割ったりするまちゅ。

まあでもまちゅが楽しそうだからいっか。

それから私たちは年上３人が寝ている部屋に向かった。