虎の娘 (ページ13)

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勉強会ページ13

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今日は月に一度の如恵留との勉強会(という名の課題を手伝ってもらう日)

授業終わりに出欠が取られるもの以外は友達に書いてもらうことが多くて、ほぼ出られていないのと同じだからテストには間に合うように定期的に教えて貰っている。

七五三掛「何これ日本語？」

松田「もう暗号じゃんこれ。なんで分かるの」

A 「ちょっと黙って？」

いつもの如く楽屋で勉強しているとみんな集まってくる。

川島「空いてる部屋借りる？」

A 「あ、全然いいよ！この騒がしさもちょっと好きだし」

そう答えると如恵留はすぐに問題の解説に戻った。

ずっと思ってるけど改めてこうやって間近で見ると如恵留って本当に横顔綺麗だと思う、羨ましい

川島「…聞いてる？」

A 「え、待ってごめん何？」

川島「もう一時間ぐらいやったし一回休憩しよっか」

そう言ってペンを置いて後ろのソファに寝転ぶ如恵留。

疲れてるなかわざわざ教えてもらってるのに失礼なことしちゃったな、と思っているとうみが話しかけてきた。

中村「何ヘコんでんの」

A 「…うるさいな」

中村「まあ如恵留もだけど、お前も疲れてんだからちゃんと休憩しなよ」

A 「なんで一番鬱陶しいくせに一番私のこと分かってるの」

中村「一言余計じゃね？(笑)」

笑ってそれだけ言ってすぐに別の仕事に行ったうみ。

何も言わなくてもここまで分かってくれるのは本当にうみだけ。うみには特別な相談も何もしたことないのになんで分かるんだろ

川島「よし、やろっか！」

それからしばらくして如恵留が起きて、次の仕事が始まるまで勉強に付き合ってもらった。

川島「Aちゃんそろそろロケだよね、準備する？」

A 「…あ、うんありがとう！」

川島「どういたしまして～勉強会じゃなくても分からないことあったら聞いていいからね」

笑ってそう言ってくれる如恵留にもう一度お礼を言って、かばんに勉強用具をしまって準備をする。

受験する時は色々あったけど、今はこうしてみんなも協力してくれてるしあの時勉強だけにするという選択肢を選ばなくて本当に良かったと思う。

今もずっと騒がしいメンバーを見て改めてそう思った。