落とせない先輩を落ちるまで【呪術廻戦】 (ページ9)

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「おー、この絵かっこいいー、これも買お」

五「.......」

「やー、かっこいー、アクスタも買っちゃおっかな」

夏「........」

「うん、お金だけはお陰様でいっぱいあるからね。まだ買うよ」

五「何も言ってねーよ」

「聞こえちゃうのは仕方ないよ。お、お、見てこのご尊顔。超カッコよくない？」

夏「.......あの、確認なんですが、先輩は今テンション上がってるんですよね？」

「うん、そうだよ」

五「だから真顔でテンション上がる奴がどこにいんだよ、あんたテレビじゃすげー笑ってんだろーが」

「仕事の時は自分で自分に一種の幻覚をかけてる。素の私はこんな感じだよ」

そう言いながら某イケメンキャラクターの抱き枕を"荷物持ち"に渡したAは、
その瞬間、肉声より一歩先に聞こえて来た"頭の中"に感心した

さすが六眼は侮れないね

五「それ.....術式となんか関係あんの？」

「さすがだね、でも不便は無いよ。ちょっと不審がられたりするくらい。がっかりした？テレビの方が良かったなーって」

五「いーや？それ世の中にごまんといるあんたのファン達は知らないんだろ？」

「うん、そうだね」

五「ファン代表として言わせてもらうけど、他の奴らが知らない事を知れるのって、

何も見えないはずのサングラスから青い眼が透けて見えるくらいにグッと顔を近付けても、一才表情を崩さない先輩

その手には推しキャラのぬいぐるみ

五「チョーゾクゾクすんの」

「そうなんだ。喜んでくれるなら良かっ

五「だからその真顔、俺が一番最初に崩してやるよ」

「.......ありがとうって言えばいいのかな？でも泣き顔は無しだよ。笑顔にしてね」

五「んじゃそしたら付き合ってくれる？」

夏「はぁー、悟ぅー......」

「.......なかなかど直球だね。今君が見えてる私の全ては幻覚かもしれないよ」

五「悪いけど俺眼の良さには自信あんだよねー？
知ってた？六眼って同時に二人は存在しないし、実は俺って400年ぶりの逸材なんだよねぇ？400年だよ？それに出会えた先輩もチョーラッキーだと思わない？」

それを目を逸らさずに受け取った五条は、自分の持つ買い物カゴの中へ

五「だからさ、安心して思う存分呪って見せてよ」