落とせない先輩を落ちるまで【呪術廻戦】 (ページ8)

今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:31,561 hit

8 ページ8

女「えー」

五「"えー"はこっちのセリフだっつーの。傑ー、早くなんとかしてー」

夏「はぁ.....悪いけど、今は連れがいて.......ってえ？悟、先輩は？」

五「あ？」

左を見て

右を見て

後ろを見て

前も見て

五「......これも幻覚？」

夏「......そう.....かもしれない。とりあえず連絡を、.......」

五「......こっち見んなよ」

夏「なんだ、まだ交換出来てないのか？」

五「ああ"ッ！？そういうお前はど

夏「あ、もしもし？今どちらにいらっしゃいますか？」

・

「お、お疲れ様」

五「お疲れ様じゃないでしょ？なんで傑とは連絡先交換してんの？」

「ん？」

わざわざ人気の少ない路地でちょこんと縁石に座っていたAの手の中には、いかにも女子高生が好きそうなカワイイアイスのスイーツ

「今度一緒に任務行くからだよ」

深く大きなツバから頑張って視界に二人を捉えようしてグーっと顎を上げると、口の端から漏れ出そうになったアイスの液体を慌ててズズッと

五「は？なんで」

夏「私の呪霊操術と先輩の術式は相性が良いからね。幻覚で降伏させられれば私が簡単に取り込める」

「そんなに残念んがる事はないよ、五条君」

五「......別に残念がってなんか、んっ！？」

夏「あっ.......」

「甘党なんだね、これ残りあげるよ。そういうの我慢するのが私の仕事だしさ」

五「なっ、あんた！

アイスの乗ったスプーンをそのまま口に突っ込まれた五条は、すぐさま"間接キス"の文字が頭に浮かんだが、それを言葉に出す前に

「あ、確かに、ごめん。でも嫌じゃないなら良かった」

全て読まれてしまっては、何も言い返せない

「それじゃ後輩君たち、悪いけど君達を呼んだのは女の子引きつけてもらうためじゃないよ」

夏「まだどこかに？」

「うん、荷物持ち。ちょっといっぱい買いたいものがあるんだ。事務所のマネージャーにはネットで買えばいいって言われたんだけど、私は実店舗に行きたいの。アニメ◯トとか」

夏「アニメ好きなんですか？」

「好き、アニメキャラは"頭の中読めない"から」

五「......読みたくないなら読まなきゃいいだろ？」

「五条君は気付いてるでしょ？私が術式を常時展開してる事」

夏「っ！？常時！？」

「別にそうしたいわけじゃなくて、解けないからだよ。二人はアニ◯イト行った事ある？」