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五「あれさ、傑にはどう見えてたの?」
夏「......残念だけど、あの人は一度も悟と対峙してなかったよ。始まってすぐ悟は見えない何かと話し始めて、先輩は私の隣で携帯を開いてた。その時の私の気持ちが分かるかい?」
家「へぇカオスじゃん。なに?六眼で幻覚見破れないの?」
五「聞くの?それ」
家「フッ、どんまい」
夏「逆に悟にはどう見えてたんだ?」
五「......仕事柄顔に傷付けたら困るだろって聞いたら、
"どうせ当たらないから大丈夫、それに体術は苦手なだけで全く出来ないわけじゃない"って言われたから割と本気でやった」
夏「まぁ幻覚だからね、当たらないわけだ」
五「はぁ、それが当たんの」
夏「え?」
五「あの人、最後以外一度も俺に触ってないだろ?」
夏「......そうだね」
五「でも俺はちゃんと腕も掴まれたし、ちゃんと一回お◯ぱいもカスった」
家「なにちゃっかりセクハラしてんだよ」
五「あ"!?体術にお触りは付きもんだろーが!」
夏「まぁ幻覚だからそれはいいとして、先輩の術式は感覚までもを映すのか。見破る方法は?」
五「さーっぱりだね。どこからどこまで幻覚か分かんねーし、いつから見えてる物が幻覚かも分からない。でも何かしら弱点はあんだろ?本人に聞いた方が早い」
夏「いや、それは術式の開示になる。要は自分達で見つけるしかないって事だろ」
家「ふーん。ちなみに最後大怪我するところだったって言ってたけど、何があったの?」
夏「ああ、悟が窓から飛び降りそうになったんだよ」
・
・
とある休日の夕方
「あれ、家入さんは一緒じゃないの?」
夏「あ、A先輩。硝子なら今日は出掛けるって言ってましたよ。何か伝えておきますか?」
「ううん、大丈夫、二人に頼み事があって来たから。ちょっと行きたいところがあるんだけど、よかったら一緒に来てくれないかな」
五「なに?それデート?」
夏「悟」
「うーん、そう思ってくれてもいいよ。10分後に校門前に集合でいい?」
そうして集まった3人の中、Aは帽子を深々と被り、
そのまま渋谷の街中へ出向くと一言
「うん、やっぱり二人は目立ってくれていいね」
五「はあ?」
「職業柄普段こんな場所出歩けないんだ」
夏「......え、まさかそれで私達を
「5m左前方、女の子三人組、二人に声掛けて来るよ」
女「あのー!」
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のの(プロフ) - 題名、何か意味を含んでたら大変申し訳ないのですが日本語的に落とせない先輩が落ちるのか落とせない先輩を落とすまでのどっちかじゃないでしょうか… (10月14日 11時) (レス) id: e0871e0a38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∂ | 作成日時:2023年10月11日 0時