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五「さっすが、相変わらず恐ろしいねー?」
「これを学生にやらせる五条君の方が恐ろしいよ」
床に直座りする二人の前に広がるのは、異様な光景
Aが呪具使いだと思っている者
呪言師だと思っている者
十種影法術使いだと思ってる者
傀儡操術使いだと思っている者
芻霊呪法使いだと思っている者
呪物が受肉した呪術師だと思っている者
......つまり、6人がそれぞれで戦い合っているという事
それもこれも、Aの幻覚術の賜物
五「どう?気になる子いる?」
「そうだね......あの黒髪の男の子は気付き始めてる」
五「恵か、あいつは昔から頭いいからねぇ。で本題なんだけど、そろそろ付き合ってよ」
「これが本題じゃなかったの?」
五「最初から見抜いてるくせによく言うよ」
目隠しの間に指を入れて、わずかに六眼を覗かせた五条
その視界に捉えるのはもちろん教え子達ではなく、AA
五「ほんと、惚れ惚れしちゃうね。こんだけの術を展開しておきながら、呪力に乱れが一切無いなんて。特級認定いつまで拒否ってんの?」
「何を言われたって私は二級だよ。夏油君も二級のままでいいって言ってたし。特級は色々大変だからって」
五「はぁー?なんで傑の言う事は聞くわけ?」
その瞬間Aの目と鼻の先でピタッと止まった禪院真希の呪具の先端
そしてカランッと音を立てて床に
ーー五条悟の無下限呪術
そうやって止めてくれると分かっていたおかげか、やはりAには目を瞑ったりだとか少しもビビった様子が無い
「夏油君はお母さんだからね。明日ご飯行く予定だけど、来る?」
五「それ僕行かないと傑と二人っきりって事?」
「そうだね」
五「はぁぁぁー.......明日早いの?」
「まぁまぁかな」
五「また泊まってく?」
「それ、撮られたの知ってるでしょ」
そう言ってAが五条に見せたスマホの画面には、某雑誌の原稿
"AA 長身イケメンとお泊まり熱愛!!男はモデルか!"
五「へぇ、綺麗に撮れてんじゃん。これ発売いつ?」
「売らないよ。芸能界はもみ消し放題だからね。あんまり一般人に術式使うのは好きじゃないけど。
生徒の方はもうそろそろいいかな。最初から寿司なんて奢るつもり無いんでしょ」
真「おい!!お前何者......って恵!?」
伏「......どういう事ですか?これ」
「皆お疲れ様。お寿司なら私が奢るよ」
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のの(プロフ) - 題名、何か意味を含んでたら大変申し訳ないのですが日本語的に落とせない先輩が落ちるのか落とせない先輩を落とすまでのどっちかじゃないでしょうか… (10月14日 11時) (レス) id: e0871e0a38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∂ | 作成日時:2023年10月11日 0時