落とせない先輩を落ちるまで【呪術廻戦】 (ページ2)

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翌日

担任を待つ教室の中

テレビ画面には、生放送のニュース番組にドラマの宣伝で登場しているAAの姿

家「で？マジでその人だったの？」

夏「詳しくは分からないけど、間違いないとは思うよ」

女『Aさんは撮影などのお仕事で大忙しだと思いますが、勉強との両立はどうしているんですか？』

『大した事はしてませんよ！撮影の合間に教科書を読んで、分からないところはマネージャーに聞いちゃったりしてます』

女『へぇ！マネージャーさんと仲良しなんですね！』

夏「でもちょっと変だったんだよ。悟も感じただろ？あの違和感」

家「違和感？」

五「.......なんか、頭ん中読まれたって感じ。上手く説明出来ないけど」

家「読心術？そういう術式って事？」

夏「だとしたらかなり貴重な物だね。人の意識に干渉出来る術師は数少ない」

ガラッ

夜「揃ってるなー？」

家「......お」

夏「あ.....」

夜「どうせ気になってるんだろうから紹介する。三年に転入したAAだ、何か適当に自己紹介してやってくれ」

「はい。AA、.......あれ私」

そう言って彼女が指さしたのはテレビ画面

「五条君と夏油君はドラマ見てくれてありがとう。家入さんの好みには合わないかもだけど良かったら」

五「しつもーん、あれ生放送じゃないの？」

「ニュース番組自体は生放送だけど、スタジオ以外の映像はほぼ収録だよ」

五「続けてしつもーん、なんで今更高専来たわけ？最近呪術使えるようになったんてなら1年の方が身の為でしょ？」

夏「悟、

「1年の頃から声は掛かってたよ。でも普通の高校生をしてみたくてそっちに行ったんだけど、私の術式の関係で辛くなった。この回答で満足かな」

五「........」

夏「......ではそのAさんの術式とは？」

「悪いけどそれは話せない、術式の開示による効果は君達の方がよく知ってるよね。どうしても気になるなら五条君、君の六眼ならある程度は視えてるんじゃないかな」

家「どうなの？視えてんの？」

五「まぁぼちぼち。夜蛾っちは？流石に知ってんだろ？」

夜「はぁ......Aの術式は戦闘向けじゃないが、かなり特殊な物だ。開示により効果を増したら少し面倒な事になる。無理に聞いてやるな。
焦らずとも今年の交流会はこの4人に行ってもらうから、それまでにはいくらか分かるようになってるだろう。
で、早速だが一緒に調査へ行ってほしい。呪物回収の簡単な物だ」