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降「管理官、そろそろご決断をお願いします」
黒「ん？ああ。あの小娘の事か」
降「もう彼女は限界です。せめて少し療養させてからでも遅くないと思います。データは削除済み、どこにも漏洩はしていません」
黒「これから漏洩させないと誰が保証できる？脳も一種の記憶媒体だ。組織の情報も知っている、我々公安の顔も割れている。あえて言えばNOCリストに記されていた世界中の諜報員の事も知っている人間を易々と野に放てるのか？」
降「しかし送検も出来ません。このままあそこに閉じ込めておくのも
黒「裁判で実刑が言い渡せないなら実質刑務所はあそこだ。法務省管轄には引き渡せない」
降「.......つまり無期懲役や終身刑といったものをお望みですか？」
黒「.......」
降「.......分かりました。ではーーー
・
・
『お、おはよう.......お父さんお母さん.......おじさんも』
担当官の話によると、ここ数日は配給された食事もあまり手をつけられていないらしい
本人も、"いつも同じようなものばかりだしそろそろ温かいものが食べたい"と漏らしていた
本当に.......
降「まずは僕からお伝えしたいことがあって、突然ですが今回の面会が最後となります」
母「え？」
『っ、
母「ど、どういう事ですか.......？」
降「娘さんはここを離れ別の留置施設に移る事になりました。現状無期限、面会も基本的には出来ないと思って下さい」
『..........』
父「そんな........」
降「.......ですから悔いのない様に、お願いします」
としっかり伝えたのに、家族全員ショックで俯くばかりでほとんど会話という会話が全く始まらず
降「........よろしいんですか？」
父「あっ.......大丈夫だからな、Aならきっと大丈夫だ。強い子だろ？」
『う、うん......ごめんね......こんな娘で.......』
母「うぅっ........」
降「.......ではそろそろご退室お願いします」
こっちまでもらい泣きしそうな別れ
親が部屋を出たのをしっかり見送ってから、もはや空元気も見せてくれなくなった少女の方へ立ち入り
かつてリードとして使っていた手錠を
「うぅっ.......無期限って、いつまで.......？」
降「.......死ぬまでだ」
「.........」
降「悪いが結婚も出来ない、一人自由になれる時間も無い、ずっとずっとこれから死ぬまで、僕の目の届く範囲から出ないでもらう。それでもいいならここから出してやれる。どうする？」
「......え？」
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belle(プロフ) - はじめまして！∂さんの書く作品全部大好きでいつも読ませていただいてます！物語作り文章にするのはとても大変だとは思いますが∂さんの作品なので作者さまの感性で自由に書いていただけた方が読者の私は嬉しいです！これからも応援しています！ (2023年4月18日 21時) (
レス) @page50 id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
∂(プロフ) - toratora10さん» (ご指摘のつもりじゃなかったらごめんなさい)捜査会議盗聴したり違法行為爆盛りで有名な彼なのでご容赦を🙏出来る限りリアルに書くようにしてますが至らない部分も多いので、ファンタジーの一つとしてこれからもお楽しみ頂けると幸いです🙇♀️ (2023年1月16日 16時) (レス) id: 49eaddb046 (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - コナン君、臓器提供関係の内部の秘密を漏らしたり、盗聴したら、アウト、ドナー者同士の極秘もあるからね。 (2023年1月16日 15時) (レス) @page7 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
yo(プロフ) - 泣いてしまったァァ。お話とっても好きです。応援してます！ (2023年1月16日 2時) (レス) @page4 id: aa1640b2da (このIDを非表示/違反報告)
笹で巻く餅(プロフ) - ∂さんの書く降谷さんとシリアス大好きです😭更新頑張ってください (2023年1月16日 1時) (レス) @page4 id: 3ab7b84c9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∂ | 作成日時：2023年1月15日 21時
