余命宣告はハッキング出来ますか 2【降谷零/安室透】

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「お？お？呼ばれてるよ？」

降「うるさい」

「うっ」




例に倣って距離が近い顔を押し離して、お互い見つめる画面の先は渋谷の公安会議室で風見が刑事部と接触している様子

"呼ばれている"というのは、佐藤警部補がそのような発言をしたから





「でもそれもなんかカッコいいよね！この男の刑事さんとか普通に会った事あるのに、"フルヤって男"が誰だか分かんないなんてさ！」

降「それのどこがかっこいいんだ」

「うーん、ミステリアスって言うの？そんな正体知ってる私も優越感感じちゃう！」

降「.......勝手に感じてろ、それより仕事の方はどうなった？」





ちなみに夜は前と違って、突然寝るではなく、しっかり寝落ちる直前"おやすみ、また明日ね"と言ってくれてから地面にそのまま眠りについていた

さすが初日に床で寝ていただけある
驚く程普通に眠れていた


かと言ってそのまま地面で寝かせるのもやはり気になって、捜査なり休憩なりで他全員出払ってしまったシェルター
仕方なく枕代わりに膝を貸して、布団代わりに上着をかけてやった


.......が、何度直してやってもすぐ膝から転がり落ち、上着も豪快に剥ぎ散らかす為早々に諦めたのもまた事実

よって本人はこちらのその頑張りを全く知らない


それと実はもう一つ





「もちろん成果はあるよ！お給料は刑務所に差し入れね！」

降「分かった分かった」

「じゃあはい、ジャーン！」





こいつが眠っていた間、寝息が静かになるとなんだか不安になって.........

またそのまま目覚めなくなるんじゃないか、と

だから、何度も何度もちゃんと息をしているか確認をして.......





降「......ナーダ・ウニチトージティ.......息の根を止めねばか」

「おーさすがカッコいい！昨日私が見つけたプラーミャ？だっけ？の"被害者の会"って感じかな。復讐しようとしてるみたい」

目『一体何者なんだね？君らは突き止めているんだろう？』

風『正体不明の殺し屋だ。国籍、性別、年齢全て不明。世界中で活動しているが、活動拠点のロシアではプラーミャと呼ばれ恐れられている』

降「.......そうか。よくやった」





そんな少女は随分と満足気な笑み

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