余命宣告はハッキング出来ますか 2【降谷零/安室透】

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降「......っていうか、もう少し何か無いのか？そんなヘラヘラして」

「何かって？」

降「だから、ほら.......辛かっただとか」

「無いよ。私からしたら昨日スキー行って、寝る前にチューした気がす

降「わ、分かった！分かったからもういい」






ちなみに、こちらへ入れる前にちゃんと聞いたからな

"これ"は爆弾だと
いつ爆発するかも分からないと

だけどこいつの答えは


『大丈夫だって！一人だから不安になっちゃうの。赤信号みんなで渡れば怖くないって言うでしょ？』


懐かしくすら感じた謎理論






「でも確かに聞く時間無かったんだけどさ、どれくらい経ったの？3日くらい？」

降「.......もう18歳だぞ」

「.......ん？誰が？」

降「お前以外に誰がいる」

「.......ええ！？」

降「っ、」






うるさい

この2ヶ月間あんなに静かで嫌だったのに、起きた途端これなのも.......と思ってしまうのはただの見栄っ張りだと分かっている






「18歳.......私なったんだ.......？」

降「..........」





本当は.......
でもまるでサプライズのように、且つあまりにも何ともない様子に拍子抜けしてしまっただけ





「.......誕プレは？」

降「なっ、いきなりそれ

「ウソウソ！ありがとう。助けてくれて。それが1番のプレゼントだよ」

降「..........」

「......えっ、あれ！？おじさん泣いて

降「泣いてない、変な事を言うな」

「んもーしょうがないなぁ。今なら特別に抱っこしてあげてもい、っ！.........よしよし、泣かない泣かない」





そう言って逆に子供のようにあやして来る手つきは背中の上下を行ったり来たり

首輪の金属を隔てて交差する互いの頸動脈

今爆弾が起動してしまえば、すぐに逃してあげる事も出来ない

不用意？

そんなの言われなくても分かっている






「さっきのヒゲのおじさんから聞いたよ。うちの親に来るなって言われても毎日お見舞いに来てくれてたって。そんなに私の事大好きなん

降「そんなわけ無いだろ。散々騙しやがって.......大嫌いだ」

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