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それからというもの
5000円に減額すれば、"なんかおしゃれなイタリアン食べた"とか言ってまた残額0
3000円に減らしても、"映画でポップコーンとかいっぱい食べた"と残額0
挙げ句の果てに1000円になってもきっちり一日で使い切られるものだから、2日に1回1000円渡す事にしても渡した初日で毎度残額0
どうしてそんなすぐ散財するのか
小娘の答えはこうだった
『だって今日は今日、明日は明日!.......明日またそのお金使えるか分かんないし』
降『どういう意味だ?使えるだろ?そんなに突然戦争か何か起こるとでも思ってるのか?』
『いや、だから.......あっほら!もしかしたらポケットに入れたまま服洗っちゃうかもしれないじゃん!』
そんな可能性の低い理論で金をむしり取られ続けたら困るとして、最終的に今は週に2千円に落ち着いている
GPSがあるのだし、金を渡さずずっと家に居させればいいんじゃないかという疑問には、"仕事をくれ"と何度も迫られるのが面倒だからだ
実際小遣いを渡し始めた今は、日に数回だったのが日に一回くらいまで収まっている
まぁ、単純に時間経過で少しずつ諦めてくれてるのかもしれないが
.......という現実とは裏腹に、本当にあいつが"協力者"になる事案が発生する
それが、
風『当日は自分がサイバールームに直接配置に付きます』
降「.......その.......NOCリストを.......」
相変わらず向かいでよく食べてくれる夕食の席
少女に聞かれたらまた騒がれ始めそうだと危惧して、小さくなる電話元への声
降「.......盗まれる日付は
「!?NOCリストが盗まれるって言った!?今!」
降「はぁ、クソ.......」
「なんでなんで!?あ、私がハッキング対策してあげ
降「うるさい!今電話中なのは分かるだろ!」
「でもNOCリスト盗まれるって
降「すまない風見、また後で話そう」
風『え、降谷さ
手早く押した通話終了ボタン
今はプライベートだからなのかもしれないが、この小娘とのやり取りを部下に聞かれるのは妙に恥ずかしい
そんな事は置いておいて話を戻そう
実は僕が掴んだ組織の情報
近々NOCリストが盗まれる企てがあるらしい、と
降「........僕が潜入している組織がNOCリストを狙ってる」
「え!?それっておじさんが警察だってバレ
降「ああ、バレる。僕だけじゃなく、世界中の諜報員が抹殺されるかもしれない。だから失敗は許されない。どうだ、本当に役に立てるのか?」
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ゆら - 続き楽しみにしてます!応援してます! (2023年1月1日 15時) (レス) @page28 id: 681b8d2ef0 (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 夢主が嫌いになれない性格 面白い! (2022年12月26日 17時) (レス) @page17 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - めっちゃ好きっ…え、流石に面白すぎますって。大好きです。無理せずに更新頑張って下さいね!応援してますぅぅぅ!! (2022年12月26日 12時) (レス) @page17 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは!主人公と安室さんがこれからどんな生活を送るのか続きが気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張って下さい✨応援してますッ! (2022年12月9日 21時) (レス) @page6 id: b6cd6b0cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∂ | 作成日時:2022年12月9日 20時