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降「はぁ.........」
ぬいぐるみを離さない小娘を起こさないようにそっと抱え上げて、
そっと車に乗せ、
そっと抱え出して、
そっと寝床に下ろしたら
やっと帰宅
最近は一日の中で静かなのはこの時だけだ
もうずっとこのまま大人しく眠っててくれ
そうじゃなければさっさとデータの在りどころを吐いてくれ
と思いながらこれ以上方法が無いわけじゃない
そう、例えば言葉ではなく物理的な痛みや不快感による脅し
遥か昔から人類が使って来た手法だ
.......だが、いくら公安と言えど
相手が極悪非道で残虐な変態殺人犯か何かならまだしろ、こんな少女にそう暴力的な事は出来ない
もし本当に18歳の誕生日になっても情報を吐かず、各国の諜報機関で異変が起きたとしたらやむを得ないかもしれないが
さすがに今この現状じゃ........
「......ゴホッ！ゴホッゴホッ！」
.......全く
喘息持ちか何かか？
そんな記録も情報もどこにも無かったが、目覚めないまま響かせる咳の音に仕方なく静かに押し入れに探しに向かったのは加湿器
効果があるかどうかは知らないが無いよりはマシだろう
......明日もう一度諭してみるか
どこかに風邪薬くらいもあったはずだし
重症化されて余計に世話が増えた方が困る
なのに
・
「だから大丈夫だってばー、まあ心配してくれてるのは嬉しいけど？」
降「.......なら病気にかかっても知らないぞ。病院も薬も自分でなんとかしろ」
「分かってるって」
降「お前みたいな歳の子は皆そう言うぞ。若いからと言って健康を甘く見たら
「もうー！せっかくモテるんだからそんなおじさん臭い事言わないの！彼女も出来なくなっちゃうよ？ねー？」
ハ「ハァッ！アン！」
こんな適当に流されると、心配した自分が馬鹿馬鹿しくなる
お人好しになどなったつもりはないのに、まるで本当に気にかけてやったみたいな
そんな雰囲気を誤魔化すように気を取り直して
降「.......これ、昨日言ったスマホだ」
「え、本当に用意しちゃったの！？要らないって言ったのにー」
何を食べさせても満足気に食べてくれる朝の食卓に置いたのは中古のスマホ
降「これから遠くに行かな過ぎれば自由にどこへでも行っていい。その代わりこのスマホの位置情報を
「絶対にいじらない、って事でしょ？分かってる分かってる。これ去年のモデルだよね？もう今年の出たけどまだすごい高いはずだよ！？おじさんが買ってくれたの！？」
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ゆら - 続き楽しみにしてます！応援してます！ (2023年1月1日 15時) (
レス) @page28 id: 681b8d2ef0 (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 夢主が嫌いになれない性格 面白い！ (2022年12月26日 17時) (レス) @page17 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - めっちゃ好きっ…え、流石に面白すぎますって。大好きです。無理せずに更新頑張って下さいね！応援してますぅぅぅ！！ (2022年12月26日 12時) (レス) @page17 id: f9af42ef58 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは！主人公と安室さんがこれからどんな生活を送るのか続きが気になります_:(´ཀ`」 ∠):更新頑張って下さい✨応援してますッ！ (2022年12月9日 21時) (レス) @page6 id: b6cd6b0cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∂ | 作成日時：2022年12月9日 20時
