余命宣告はハッキング出来ますか【降谷零/安室透】

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「あぁーお腹いっぱい.......」

降「おい、ここに座ってないでさっさとシャワーでも浴びて寝ろ」

「えー、今何時？」





帰って来て早々リビングに突っ伏し始めた少女

ああ言われても倉庫の調査には出向くつもりだ
あの言葉は罠かもしれないからな

ついでに、本当にAPTX4869服用者リストがハッキングされたのかも確かめないと.......

ベルモットには"話がしたい"と連絡を入れてある





降「もう9時だぞ」

「まだ9時じゃん！夜はこれからだよ！」

降「だからこっちにもやる事が

「そうだお散歩！ハロくんのお散歩行きたい！！まだ行ってないでしょ！？」

降「.......そうだとしてもおま、.......君が着いて来る理由にはなら

「おぉ......！ちゃんと学んでるじゃないかあむぴ君！その頑張りに免じてお散歩は私が行って来てあげるから、心置きなくその仕事とやらに行って来るが良い！」

降「.......分かったから静かにしてくれ」






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風「あ、降谷さん！ここは大方調べましたがまだ何も.......って随分お疲れのようですが........」

降「あの小娘がな.......はぁ........その話はいい。本当に何も見つからないのか？」




結局散歩に付き添わざるを得なかった


それもそうだ
一人で行かせたらどこへ逃げるか分からない

実際散歩中
あっちこっち何か見つける度に寄り道されて、ハロですら途中で帰りたそうにしていたくらいだ

本当に一人で行かせていたら朝になっても帰ってこなかったかもしれない


そんな寄り道の一つがコンビニだったんだが、これまたバスボムやら何やら買わされ、家に戻るなり風呂の用意までする羽目に

これ以上は付き合いきれないと思い、泡風呂だ何だ浴室から声が聞こえている内に、万が一ハッキングでもされたら困るパソコンを持って家を出た


そんな現在、自宅アパート前には見張りとして公安を一人配備してある





風「そもそもパソコンどころか電子機器一つありません。USBやマイクロSDなどの媒体を念頭に調査を続けていますが、ご覧の通り倉庫内は物品自体数が少なく........」

降「今見つからなければ、ここには無いと考えた方がいいという事か........」

風「ですが、アクセスポイントはここだったはずです。我々が来る前にパソコンを処理した可能性も。そうなればあまり遠くで処分は出来ないと思われます」

降「調べてくれ。僕は彼女が見たと言った組織の情報を確かめて来る」

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