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「あのさ、」
少し沈黙が続いた時間
先に口を開いたのはテヒョンだった。
『うん。何？』
「今まで、会ってから7年とかの付き合いになるけど、こうやって今も会って、仲良くしてくれて、ありがとう。」
『テヒョン......。』
「あの、これなんだけどね、」
そう言ってだされたのは可愛い花束
少し照れながら話を続けようとするテヒョンに
とても驚いた。
「今までありがとうって言うのと、
これからも仲良くしたいなっていう、感謝と、これからの契約の花束です。」
大きすぎない小ぶりな花束
なんだ、良かった。
もう会えなくなるんじゃって心構えしてたのに
『う、嬉しい。』
「A？........」
急にテヒョンがおろおろし始めた。
目が泳いで、ってあれ、
視界がぼやけてくる、
席をたって涙を拭こうとしてくれるテヒョンが目の前にいる。
心配そうな顔をして微笑んでた。
『本当に、嬉しいです、』
「良かった。」
私の手の中で可愛らしく咲いてる花。
青と白の色でまとめられていて
小さく咲いてる花が沢山束になって
可愛くこっちを見ている気がした。
花の種類とか、そういうのがよく分からないけど、でも、可愛い。
「わわ、A、大丈夫？！」
涙が止まらない。
嬉しくて、
多分、心配した分の反動もある。
『ありがと。』
「こちらこそ、ありがとうございます」
大事に思ってくれたんだって
ちゃんと伝わる。
優しさに触れることが出来た。
．
シオン
スミレ
スズラン
ブルースター
かすみ草
↑可愛い花言葉なので気になる人は！
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作者名：うなぎパイ | 作成日時：2021年3月23日 9時
