困った子 ページ30
目黒蓮side
ピピピピッ
午前6時
やべぇいつの間にか俺まで寝てた。
Aの顔色は昨日に比べたらまだよかった。
七 ふぁーあ、おはよう蓮。
目 おはよう。どう？体調は
七 昨日に比べたらラク！かも…
目 ならよかった。一応熱測るか
七 うん
目 あ、俺下から体温計持ってくるわ
七 待って、うちも行く！
って言ってAが起き上がった瞬間フラっとしたのを俺は見逃さなかった。
目 っあっぶねー
お前いきなり起き上がんなよ
七 だって、1人嫌なんだもん…
目 はいはい、じゃあ今日は抱っこで下まで運
びますねーお嬢さん。
七 ありがとう…
何こいつまだ熱あんの？めっちゃ甘えてくるやん。
ピピピッ
目 何度？
七 さんじゅーななどごぶ
目 まだちょっとあるのか…
どうする？学校。休むしかねーよな？
七 やだ…
目 お前熱あるじゃん笑
七 蓮学校行っちゃったらまた1人じゃん…
目 はいはい、ちょっと阿部ちゃん先生に
相談してみるわ
プルルルル
阿 もしもし、目黒？
目 はいそーです。
阿 どうよ、七瀬の様子は？
目 昨日よりは回復したらしいんですけど、
まだ熱はあってなんかふわしてます。笑
阿 そっかぁ。じゃあ、今日は休ませるか
目 俺もそう言ったんですけど、蓮が学校行っ
また1人になっちゃう…って
阿 あら、まだ甘えたさんなのね
目 はい…
阿 じゃあ、1人で家に居させるのも危ないし
保健室で様子みてもらうか？
目 あー、それめっちゃ有難いっす
阿 じゃあ、7時半に七瀬んち迎えに行くから
準備させておいてくれない？
目 わかりました
阿 それじゃっ
ガチャ
よし、準備するか
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作者名：みお | 作成日時：2020年5月6日 11時
