俺にも甘えろよ ページ29
Aside
七 やっぱりみんなと話すと元気でるね。
一通りの会話を終えてスマホを閉じた
目 みんなお前のこと好きだからな
七 うん、そーだといいな、、。
ちょっとスマホ見てたら頭痛くなって来たかも
目 マジで？部屋行こ
ほら、乗りな？
私がそう言って頭を抱えると蓮は慌ててた
いつもとは違う蓮にちょっと笑いそうになる
七 いいよーすぐ2階じゃん笑
目 ふーん、阿部ちゃん先生には素直乗ったの
に俺はダメなんだ…
七 いや、そーじゃないけど…
目 ならはい、乗って？
蓮が私の前にしゃがんで背中に手をまわした
七 じゃあ、お言葉に甘えて…
蓮は軽々と私を持ち上げて2階まで運んでくれた。
目 よいしょっと、着きましたよ。お嬢さん
ぽふっとベッドの上に優しく蓮は私を置いてくれた
七 ありがとう…
目 どう、寝れそう？
七 うーん、頭痛くて寝にくい…
目 そっか、じゃあ俺ずっと今日はここに居るから何でも言えよ
七 え、悪いよ！明日も学校じゃん
目 大丈夫、お前置いて帰れないし
七 …
ね、手貸して？
目 お前本当に昔から人の手好きだな笑
七 いいじゃん！
目 はいどーぞ
そう言って蓮は私に手を絡めてきた
七 やっぱり蓮の手いいね
目 やっぱりって？
七 病院で点滴してるとき、阿部ちゃん先生に
手握ってもらってたの…
目 ふーん。(あいつ手出してるじゃん怒)
七 あ、うちから言ったんだからね？
目 お前本当に俺を嫉妬させるの上手いな
七 え、なんか怒ってる？
目 怒ってる。から早く体調戻して元気になっ
て償ってもらうからな
七 ちょっと怖いな…
目 いいから早く寝ろ！
手は離さないから
七 うん、ありがとう。蓮
蓮の安心感とリズムのいいポンポンで私はすぐに眠りに落ちた
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作者名：みお | 作成日時：2020年5月6日 11時
