不覚にも ページ14
Aside
意外と阿部ちゃん先生の身体ってがっちりしてるんだなーって思いながら先生の顔を下からみてたら
阿 なんかすごい視線を感じるんですけど笑
七 あ、すいません…
阿 もうすぐで保健室着くからね。
阿部ちゃん先生の優しい声に私はとても安心感を感じた
阿 失礼しまーす
病人1人連れてきました。
保 あらあら〜阿部ちゃん先生に抱きかかえられて来るなんてどこのプリンセスかな？笑
七 す、すいません…
保 とりあえずここに寝かせて
阿 わかりました
阿部ちゃん先生はそう言って私を優しくベットの上に寝かせてくれた。
保 んで、この顔色の悪いプリンセスはどーしちゃったのかな？
七 …朝起きた時からちょっと体調悪くて、でも学校行っちゃえば治るかと思って行ったらお昼ご飯食べた後から急に気持ち悪くなってきて…
阿 トイレちょっともどしちゃったんだよね？
私は静かに頷いた
保 そっか…それは辛ったね。今もちょっと具合悪い感じ？
七 なんか頭クラクラするし少しお腹も痛くて…
保 んー、これは胃腸炎かもね。親御さんに連絡しないと
阿 じゃあ、俺してきますね。
七 ダメです！うちの親、共働きで帰ってこないんです…それにこんな事で心配かけられないんです。
保 こんなことって…
阿 七瀬、お前だって両親に来てもらった方が安心だろ？
七 いいんです。もう慣れてるから…
保 でも、病院で一応見てもらわないとね…
七 私、1人で行けるので大丈夫です
阿 だーめ。こんな状態で1人で行かせられるわけないでしょ？
保 じゃあ、申し訳ないんだけど阿部ちゃん先生頼める？今さ、隣でも休んでる子いてうちそっちもみてないといけないから
阿 わかりました。七瀬、俺こっちに車持ってくるから目黒に荷物持ってこさせるわ。
七 わかりました…
阿部ちゃん先生はそう言って保健室を出ていった
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作者名：みお | 作成日時：2020年5月6日 11時
