私の素直な気持ち (ページ2)

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変.........？ページ2

Aside

ピピピピッ今日もこの機械音で起きる。

もう、1人なんて慣れてる

普通の家庭だったらお母さんが

「いつまで寝てるの！早く起きなさい。ご飯出来てるわよー」

って起こしに来てくれるのかな。

でも、私にはそれは夢の話。
両親は共働きで全国を飛び回っている。
帰ってくるのなんて１ヶ月に1、2回あるかないか。

1人でご飯食べるのなんて慣れているはずなのに今日は喉を上手く通らない。
やばい、ちょっと体調おかしいかも。

って思ったけど今日阿部ちゃん先生の授業あるし行かないとなぁ。

七行ってきまーす。

返してくれる人が居ないのにね

目おはよう、A

ふぁわーあ。とあくびをしながらいかにも寝起きです。って感じでやって来たのは幼なじみの目黒蓮。
家も隣でかれこれ17年の付き合いなんだよね。

七おはよう目黒。今日も眠そうだね。

目うーん。昨日、夜中までしょっぴーと話込んでたら寝るタイミング失った笑

七もー、しょっぴー先輩もいつも眠そうだからあんまり無理させちゃだめだよ？

目え、Aは俺じゃなくてしょっぴー先輩の心配はするの？

七そーゆーわけじゃないけどさぁ…

いつもと変わらないはずの目黒との会話なのに今日はなぜだか乗り気になれない

はぁ、やっぱりどっかおかしいのかな

目 …んでさ、しょっぴーが後輩の子に告られたんだって。ってA聞いてた？

七んえ？ごめん、考え事してた。

目はぁ？ってちょっとお前、今日顔色悪くね？

そう言って目黒は私の顔を覗き込んできた。

不意に端正な顔が目の前に現れたから、いくら見慣れてても流石に焦る

七そ、そんなことないよ！ほら、早くしないと遅刻するよ、！

目お、おう

そう言って私と目黒は走り出した。