裏切り者のレクイエム (ページ5)

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jd side

道に迷っていたところを地元の人に話しかけられた

道案内をしてくれると

でも、会話のなかで分かる単語を拾っていくと、いい雰囲気じゃないことは俺でも分かった

伊達に長年mのメンバーを務めてるわけじゃないからね

分かる単語や表現くらい聞きとれる

俺はタオに指示し、マネヒョンに電話をする

jd「もしもしマネヒョン？」

mg「やー！お前たち、待ち合わせの時間まで10分切ってるぞ！！他のメンバーは既に揃っていて、あとはお前たち待ちだ！！どこで何してる！？」

jd「…それが、俺たちどうやら迷子になったみたいで…。申し訳ないんだけど、マネヒョン今から迎えにこれないかな？場所は今からいうからさ。」

mg「はぁ？！何やってるんだお前たちは！…迎えに行きたいのはやまやまだが、他のメンバーもいるし、万が一何かあったらって考えると、俺もそう簡単には動く訳にはいかない。悪いが他のやつにここまでの道案内を頼んでくれ。」

jd「マネヒョン、そのことなんだけどーー…、」

その経緯を話そうとしたときだった。

ta『やめて離して！！』

jd「タオ！！？」

ふと視線を移すと、タオがあの男に腕を掴まれていた

mg「おいジョンデどうした、何があった！？」

jd「ごめんマネヒョン一旦切る。詳しい話は合流してからするから！」

mg「お、おい！！」

ごめんね、マネヒョン

迎えを頼む電話より、仲間《メンバー》を助けることが、俺にとっては大切なんだーーー。