FANTASTIC Girl ！ (ページ9)

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" お疲れ様でしたー！ "

あれから10分くらい休ませてもらって、それからはリハーサルに戻った。たまにフラフラすることはあったけど多分皆にはバレてない。

なーんて思っていた矢先。

大「んーと、さっきもフラフラしてて危なかったしAは明日ジム禁止ね。」

バレてた。普通にバレてた。

『嫌ですヤダヤダ鍛えたいムキムキになる俺はボブサップになるんだ大樹くん嫌いになる。』

黎「ガキみたいなこと言わないのー。」

そう言えば黎弥くんは背中をバンバン、強めに叩きながら宥めてくる。私さっきまで倒れてたんですけどね。叩くならもうちょっと優しくして欲しいものだ。

大「明後日からまたしていいから、ね？」

『踊るのもだめですか？』

大「うーん、なまりすぎるのも駄目だから流すくらいならいいよ。」

『よし、それで手を打とう。』

皆がジム行ってる間めっちゃ踊ってやろ。
ゴッリゴリに踊ってやろ。

そう、心誓ったのに。

堀「俺こいつ見張っときますね。」

『うーわ、え？見張るってことは？女の部屋に入り浸るの？なっちゃんそういう趣味？』

堀「やかましいわ。」

『いった！』

割と勢いよく頭を叩いてきた。いやいや、黎弥くんにしろなっちゃんにしろ私さっきまで倒れてたんぞ？優しくしてよ。

慧「俺もAちゃんの部屋入り浸る！」

翔「夏喜と二人きりだと何起きるか分かんないもんね～。」

堀「あほか、泊まり込むわけじゃないんだから。」

つまりこういうことだ

夏喜くんは、朝から私の部屋にやってきてリハーサルの時間まで見張りをすると。

世「青春だな～。」

堀「いやいやどこがですか。」

わけがわからないボケをかます世界さんに冷静に突っ込むなっちゃん。ちょっと珍しいコンビだなぁ。

『これはもうほぼ確？です？』

世「ですね。」

『澤夏くん、助けてたもれ。』

澤「頑張れ。」

めちゃめちゃニヤニヤしている澤夏くん。
なんだろう、澤夏くんのニヤニヤって可愛いから怒るに怒れないな。

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