354 ページ10
…
宇「 もうすぐ着くよ〜 」
末「 空が綺麗だといいんだけどな 」
「 う、うん … そうだね 」
クネクネした道を
ひたすら車で登っていく
秀太と実彩子に会って
宇『 夜ご飯軽く済ませて 』
宇『 今から夜景見に行かない？ 』
そう言われて半ば強引に
秀太が運転する車に乗せられた
私たちの車は置きに帰って
こうして今に至るんだけど、
西「 … 」
西くんはひと言も話さない
私が左側、西くんが右側で
窓の方を向いて黙ったまま
いま西くんとこういう状態だから
実彩子たちに迷惑をかけたくない
出来るだけ普段通りに
宇「 ごめん、A 」
宇「 そこの袋からお茶とってくれない？ 」
私の前に座る実彩子が
足元にある袋を指さした
少し降ったところにある
コンビニで買ってきたもの
少し前かがみになって
「 お茶ね、ちょっと待って 」
「 あっ、あったあった。はい … ？！ 」
左手でお茶を渡したと同時に
急に暖かくなる私の右手
… 西くんに手を繋がれてる
宇「 ありがとう 」
宇「 Aたちも好きに飲んでね 」
なんで … どうなってるの？
「 あ、ありがと … 」
「 私も、の … 飲もうかなあ 」
再度、袋を触るために
前かがみになろうとするけど
西「 … なに？ 」
「 い、いや … 」
離してくれないから
ずっと繋がれたままの状態
いつもと変わらずクールで
何を考えてるか分からない
末「 着いた着いた〜 」
宇「 やったあ、秀太運転ありがとう！ 」
末「 どういたしまして 」
そんなことを思っていると
予想よりも早く着いた
即座に手が離れて
左右のドアから外に出て
このままだと思っていたのに
西「 A … ちょっと寒いから手 」
「 あ … うん 」
スッと差し出された左手
いつもの癖で思わず
手を出してしまい、
自然と手と手が繋がれた
宇「 相変わらずラブラブね〜 」
末「 だな(笑) 」
宇「 よし、行こっか！ 」
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 313人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お と(プロフ) - ao.aoさん» コメントありがとうございます◎ツンデレ西くん【9】も更新しましたので、お時間あるときに読んで下さると嬉しいです（ ; ; ） (2021年7月29日 11時) (
レス) id: 0d21e62982 (このIDを非表示/違反報告)
ao.ao - 続きが早く読みたいです。楽しみにずっと待ってます。おとさんにも主人公にも頑張って！欲しいです。応援してます (2021年7月28日 22時) (レス) id: b1e1eb49df (このIDを非表示/違反報告)
お と(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます◎メンバー同士の恋愛物語は、他に沢山の方が書いておられたので別の人視点から書きたいという思いでこのような物語にさせて頂いております。気分を害されてのであれば申し訳ありません。 (2021年1月9日 11時) (レス) id: 0d21e62982 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 この物語に出て来る西島さんって芸能人でも なければAAAのメンバーさんでもないんですね。。。 (2021年1月9日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
お と(プロフ) - da_iceloveさん» 初めまして◎ここまで読んで下さったこと、感謝致します。本当にありがとうございます。これからも更新して参りますので、どうぞ宜しくお願いします◎ (2021年1月8日 20時) (レス) id: 0d21e62982 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お と
| 作成日時：2020年3月8日 23時
