検索窓
今日:1 hit、昨日:20 hit、合計:414,151 hit

124 ページ28











秀太のところに行くと言ったけど
肝心な家の場所が分からない











prrrrrrrr……











宇『 もしもし? 』

『 み、実彩子おっ … 』

宇『 ちょ、どうしたの?! 』

『 ううっ … 西くんと … 』

宇『 分かった、分かったから、今どこ? 』









場所を伝えると実彩子は急いで来てくれた









宇「 どうしたのそんなに泣いて 」

「 っ … 」









キャリーバッグに手提げ袋
手には携帯を持って泣いている姿

どう考えたって変な状況









宇「 とりあえず家おいで? 」









そう言いながら実彩子は
キャリーバッグを持ってくれた









「 おじゃま、します … 」

宇「 上がって上がって 」









実彩子は実家で
お父さんとお母さんと3人暮らし









宇「 私の部屋で待ってて? 」

「 分かった! 」









玄関を上がってすぐにあるのが実彩子の部屋

がちゃっと開けると実彩子らしい雰囲気の
家具で統一された部屋が見えた









宇「 はいはい、お待たせ 」

「 わ … !美味しそう … 」









私の大好きなチョコチップクッキー









宇「 食べて食べて? 」

「 いた、だきます 」









口に入れた瞬間サクッという音と
口の中に広がるチョコの味









「 ふふっ … 美味し、いなっ … 」

宇「 A … 」









ポロポロと出てくる涙









宇「 西島くんと何が … あったの? 」

「 あのね … 、 」









西くんの地元に戻る話は伏せたまま
理由を教えてくれないことだけを言った









宇「 それで秀太の家に行くって言ったのね 」

「 結局場所分からなかったんだけどね … 」

宇「 西島くんは何を隠してるんだろうね? 」









地元に戻る理由を言わないのは
教えてくれないのはどうして?









宇「 しばらく家に止まりな? 」

「 え、でも … 」

宇「 秀太のところへは行かせられないよ 」









お母さんに話してくるね、と
実彩子はリビングへ向かった









125【 橙 】→←123



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (179 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
634人がお気に入り
設定タグ:AAA , 西島隆弘 , ツンデレ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真実(プロフ) - フラグたってもいい勢いでぜひこれからも書いて欲しいです! (2017年9月10日 13時) (レス) id: 77640d9d62 (このIDを非表示/違反報告)
くるみん(プロフ) - フラグたってて困ってたんです!これからも頑張ってください! (2017年9月10日 12時) (レス) id: a169d2dcf0 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - お とさん» いえいえ!続き読みたくてうずうずしてます! (2017年9月10日 10時) (レス) id: 0960116b24 (このIDを非表示/違反報告)
お と(プロフ) - ちなつさん» 教えて下さってありがとうございます( ; ; ) (2017年9月10日 10時) (レス) id: fdccc9b43c (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 4フラグたってて読めなくなっちゃいました…みたいです… (2017年9月10日 9時) (レス) id: 0960116b24 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:お と | 作成日時:2017年8月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。