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…
西島くんの後ろにいたから
全く気付かなかったけれど
女性と話している間にも
少しずつ近づいてきていたみたい
西「 … 大丈夫? 」
「 西島くんこそ大丈夫 … ? 」
西「 俺は全然 」
「 私も大丈夫だよ、ありがとう 」
あの後、私たちは解放され
女性は警察に連れて行かれた
私たちに話していた通り
治療方針が気に入らなかったらしい
宇「 Aー!西島くーん! 」
「 みっ、実彩子ぉ〜 」
宇「 大丈夫だった?!怪我は無い?! 」
肩で息をしている実彩子
かなり心配かけちゃったな …
「 大丈夫だよ、ごめんね 」
宇「 Aが無事なら安心した … 」
「 ごめんね、ありがとう 」
震える手で背中を摩ってくれる
きっと実彩子だって怖かったはず
末「 怪我は無いか? 」
西「 大丈夫 」
與「 2人とも無事でほんまに良かった … 」
5人で安堵する中、
また急に吐き気が襲ってきた
宇「 院内は警察が入るから別室に移動だって 」
宇「 落ち着くまでそこになるって話があったよ 」
宇「 A … ? 」
我慢すればするほど
目の前が見えなくなっていく
與「 Aちゃん … ?! 」
末「 A … ?!すみません、誰か … ! 」
西「 … ?! 」
暖かい体の中
見なくても分かる、西島くんの腕の中
最後の力を振り絞って
目を開けたそのときに、
西「 … もう限界か 」
確かにそう聞こえた
…
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ao.ao(プロフ) - 続きを読めるのをずっーとずっーと待ってますから(涙)宜しくお願いします! (2022年5月30日 23時) (レス) @page10 id: b1e1eb49df (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - 西くんの涙につられて私も泣きました。(完全に部外者なのに··。) (2022年1月21日 16時) (レス) @page10 id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - 最後がどうなるか全然わかりませんが、シリーズ9ともなるとそろそろなんかなって、勝手に寂しくなり始めたこの頃です(笑) (2021年9月17日 2時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - 思い出したときに続きを読みにきたり、連日でシリーズ1から読み直したりしてるくらい読み手もマイペースですから、これからも気長に待ってます。長い時間楽しませてください(笑) (2021年9月17日 2時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
はやかわ(プロフ) - 切なっ(号泣)。切な過ぎます!!(涙)続けてくださってありがとうございます。ほんまに感謝感謝です!大大大大大っっっ好きな!作品です!! (2021年9月17日 2時) (レス) id: dd3afb04cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お と | 作成日時:2021年7月29日 10時