43【 桃 】 ページ43
…
末「 あれは … Aちゃん？ 」
撮影場所の入り口から
ひょこひょこと顔を出す女性
何でだろうなあ
年はそんなに離れてないはずやのに
行動から可愛くそして幼さが見える
「 あ … 」
「 末吉さん、こんにちは … ！ 」
どうやら俺に気付いたようで
お辞儀をしてから駆け寄ってきた
末「 こんにちは 」
末「 こんなお昼にどうしたん？ 」
そう聞くとAちゃんから
差し出されたのはオレンジ色のカバン
重たさと見えたペットボトルから
西島への弁当だと直ぐに分かった
「 隆に渡して下さい 」
末「 撮影してるけど呼んでこようか？ 」
「 い、いいです！ 」
Aちゃんがなぜこんなにも
焦っているのか理由に検討がつかず
少しの沈黙が流れた後、
ス「 西島さん、休憩入りまーす！ 」
スタッフさんの声が
撮影場所に響き渡った
末「 ちょっと待ってて 」
渡されたカバンを1度返してから
西島の元へと向かった
末「 西島 」
西「 ん？ 」
末「 Aちゃん来てる 」
西「 あ、お弁当かな 」
ペットボトルの蓋を締めながら
彼女の元へと向かう西島
それさえもかっこよく見えてしまう
西「 わざわざ良かったのに 〜 」
「 寝坊しちゃってごめんね … 」
西「 そんなの全然いいって 」
「 あ、ありがと … 」
邪魔をしてはいけないと
少し遠いところから2人を見守る
西「 早く終わらせて帰るから 」
西「 ちゃんと鍵閉めといてな 」
そう言った西島の手が
Aちゃんの頭の上に乗りかけたとき
「 う、うん！ 」
「 お、おお、お仕事頑張ってねっ 」
そそくさとAちゃんが
帰って行ってしまった
心配になり西島の元へと行くと
末「 Aちゃん大丈夫か 」
西「 … いきなりすぎたか？ 」
末「 何を？ 」
西「 行ってきますのちゅー 」
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1220人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗(プロフ) - 更新頑張ってくださいっっっ (2018年4月30日 17時) (
レス) id: 79363713c3 (このIDを非表示/違反報告)
るなどうふ - ほんと好きです！！更新楽しみにしてます！！ (2018年1月1日 20時) (レス) id: 21454d7f4d (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - このお話大好きです！！凄く続きが気になります!更新頑張ってください！！ (2017年12月26日 22時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2017年12月6日 0時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
くま - めっちゃにっしーかっこいい!きゅんきゅんします (2017年12月4日 16時) (レス) id: 89ba781b3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お と
| 作成日時：2017年12月3日 18時
