47 ページ10
2戦目の対烏野との試合は2対1で青葉城西の勝利となった。
「いや〜ぶっちゃけ1セット目取られた時焦ったねよね。梟谷戦の二の舞になるかと思ったもん」
あとは自主練習時間ということもあり必要のない物を片付けていく部員たち。烏野の方では影山と日向がモップを持ってなにやら競争をしていた。
渡「でもやっぱり厄介ですよね、あの速攻」
及川「生意気だよねー!!ほんと!!誰に似たんだか!!」
松川「100パーお前じゃん」
ふんっと鼻を鳴らして悪態をつく及川に鋭いツッコミを入れる松川。そんな騒がしい青葉城西に赤いジャージを着た男がやってきた。
黒尾「ハーイ失礼しマース。この後の自主練、オタクの有能マネちゃんを借りてもよろしいかな?」
上川「げ、音駒のキャプテン…」
黒尾「おー新入りマネちゃん。すごい嫌そうなカオ」
ケタケタと楽しそうに笑う黒尾に及川がAと黒尾の間に立つ。それはもうニッコリと満面の笑み笑みを浮かべて。
黒尾「なーに怖い顔してわらってんのよ、オイカーくん」
岩泉「及川、まあこいつの話も聞いてやろうぜ」
黒尾「岩泉くんは話が通るね〜流石」
はあ、とため息を吐いて黒尾の前に立つA。「自主練に付き合って欲しいってどういうこと?」と面倒くさそうに彼を見上げた。
黒尾「そのまんまだよ。木兎がお前のアドバイス欲しいんだとよ〜。あいつのテンション上げるためにも一肌脱いでくんね?」
「オネガイ」と語尾にハートが着きそうな雰囲気で言う黒尾。それもしっかり両手を合わせて。
周りからは徳大なブーイングを食らった黒尾だったが、Aは少し考えたあと自分の着ているミントグリーンの長袖のジャージを脱ぎ始めた。それも随分艶っぽく。
黒尾「エッ…??!やだこの子大胆!!!!一肌脱いでとは言ったけれども!!!!!」
「ふふ、何真っ赤になってんの?ウブちんですか黒尾くーん?」
口元を隠して意地悪く笑うAに花巻が脱ぎ捨てられたAのジャージをもう一度バサりと掛け直した。
「いいよ、自主練。アドバイスぐらいなら私もできるし。」
にんまり、楽しそうにAの口角が上がった。
1338人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まいすけ(プロフ) - 国見ぃぃ!!いいぞもっとふっっっっっかいキs(((ゲフンゲフン (2020年8月4日 18時) (レス) id: 8095c0a899 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - 花巻最高でしたありがとうございますT^T (2020年6月5日 1時) (レス) id: 2f09ac39e5 (このIDを非表示/違反報告)
藤月ピナ(プロフ) - まっつん最高すぎません…?最高です。。 (2020年6月3日 23時) (レス) id: 0187bce07e (このIDを非表示/違反報告)
inno - 私も学校だ〜更新大変ですが頑張ってください (2020年6月1日 7時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
ふわんぬ。 - 面白すぎて前編から続編まで一気読みしました!私も青城ではマッキーが好きなので読むのが本当に楽しかったです…!!ギャグの部分とかも面白くて……!これからも更新頑張ってください!! (2020年5月28日 12時) (レス) id: a259e4fa26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みょん | 作成日時:2020年5月21日 21時