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「とりあえず応急処置はした。思ってたより酷くないみたいで良かった。」
上川「よく分かりましたね、先輩…すご……」
及川「これだから優秀なマネージャーは困っちゃうよね〜!!」
心做しか嬉しそうにそういう及川に苦笑いをしてため息を吐くA。彼らがAをしたう理由にはこういったマネージャーとしての素質もあるのだろう。
「明日の合宿は様子見ながらだからね。私がダメって思ったら見学させるから。」
及川「けちんぼ!!!!」
「我儘言わないで、ね?」
及川「可愛いの暴力〜〜〜!!!いじめだ〜!!!」
上目遣いで及川にお願い事をするAにじたばたと暴れながら悶える及川。直後、「うるせえ!!!」と溝口の怒号が飛ぶ。
「じゃあ今日はもう見学。どうせあとちょっで終わるでしょ。琴音、私こいつの見張りするからスコアお願いしてもいい?分からないことがあったら聞いてくれていいから」
上川「任せてください!!先輩のために命をかけてスコア書かせていただきます!!」
「ふふ、大袈裟。じゃあお願いね」
ぽん、と上川の肩を叩くAに心臓を抑えてその場に蹲る上川。あとはゲームをして終わりだ。
一生懸命コートを目で追いながらスコアを書いていく上川を少し離れた所で微笑ましい目で見守るA。隣で壁によしかかっている及川が「Aちゃん、」と小さく呟いた。
「なんですか、バカキャプテン」
及川「悪口!!」
「…練習したいのは分かるけど、明日の為に今は全力で休みな」
視線はコートに向けたまま、しっかりとした口調で及川に言うA。その横顔はいつもの美しさを、纏いつつも、霜月Aの強さを表していた。
及川「……は〜〜…優秀すぎて惚れちゃう…」
「え、もう惚れてるでしょう?」
及川「そゆとこだよ、お前」
いたずらっ子のように微笑むAに困ったような顔をして笑う及川。その顔はふんわりと赤くなっていた。
(おい岩泉、後で及川ぶん殴ろーぜ)
(賛成だ。花巻。)
(松川もやるべ?)
(当たり前。及川抜け駆けずるい。)
ーーーーー
及川さんメインで書いてみました!!!!
ここまで及川さんに喋らせること無かったんで上手く書けてるか心配です(^^;
合宿のお話は続編からなのでもう少しお待ちください〜〜!!
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七菜春 - 私の推し及川さんに愛されてる…嬉しい… (2022年11月22日 17時) (レス) @page26 id: 86e652989c (このIDを非表示/違反報告)
^_^ - ストーリーが面白いですね!! (2022年8月12日 18時) (レス) @page30 id: a77d2a3d87 (このIDを非表示/違反報告)
ルだ子(プロフ) - この作品の音駒バージョンも見てみたいです...(*´-`) (2020年5月20日 18時) (レス) id: 3f6d2843be (このIDを非表示/違反報告)
マレ(プロフ) - Anotherストーリーが面白すぎますw笑続き待ってます! (2020年5月19日 9時) (レス) id: dbfa7fe28a (このIDを非表示/違反報告)
槭樹 - 三日間寝込んだカレーは草wwしかも築5分w駅から5年はツボるwww面白過ぎて永遠ループするくらい面白いです!wこれからもがんばって下さいね!(名前の読み方はかえでです!) (2020年5月19日 1時) (レス) id: 5d8b13751b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん | 作成日時:2020年5月2日 14時